7月に中国で予定されていた東アジアE-1選手権が日本で開催されることになった。日本協会が19日に発表した。中国では新型コロナウイルスの感染状況が悪化し、同国協会が東アジアサッカー連盟に開催辞退を申し入れた。これを受けて、日本と韓国が開催に向け、手を挙げていた。

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当初は24年パリ五輪を目指すU-21(21歳以下)日本代表が参加予定だった。しかし国内開催となり、帰国後の防疫対策の制限なども気にする必要がなくなった。W杯カタール大会に向けたA代表の活動機会としてこれまで通り、国内組中心でチームを編成する見通しとなった。

W杯本大会まで予定される国際Aマッチ期間は6月と9月の2度のみ。期間外でもともとあった大会だが、A代表の底上げの機会となる。森保一監督(53)は「多く呼んで2チームくらいの活動も考えたが、そんな余裕があるのかと考え直している」と新戦力の発掘が簡単ではないことも悩みに挙げていた。それだけに、貴重な機会。開催決定を受けて取材対応した日本協会の田嶋会長は「(代表常連の)長友や酒井ですら、サバイバルだと言っている。国内組がここで頑張らないでどうするんだと。たとえ無名でも、活躍して選ばれるチャンスにしてほしい」と話した。