サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」のMF長野風花(23=カレッジ)が、中国へのリベンジを誓った。

東アジアE-1選手権2戦目の台湾戦の勝利から一夜明けた24日、オンライン取材に応じた。連覇がかかる26日の最終戦で対戦する中国は、今年のアジア杯準決勝でPK戦の末に敗れた相手。「私たちが絶対に勝たないといけない相手。なでしこ一丸となって戦いたい」。あらためて思いを語った。

今大会直前には、女子テニスの大坂なおみが共同オーナーを務める米プロリーグNWSL・カレッジへの移籍を決めた。「日本では体感できないスピードや足の長さを、国際大会を積み重ねていくうちに感じた。日々戦って、仲間としてプレーすれば、自分の幅が広がると思って決断しました」。W杯まであと1年。さらなる成長を求めて新天地を選んだ。

初戦の19日韓国戦では、同点の場面で代表初ゴールを決めてチームを勝利に導いた。今大会はかつて、澤穂希さんらもつけてきた背番号「10」を託され、期待を背負う。「W杯はサッカーを始めた時から目指してきた舞台。まだまだ中盤で絡む回数も少ないので磨いていきたい」。大舞台での活躍を見据えて、最終戦でも活躍を目指す。