【ドーハ(カタール)11日=岡崎悠利】日本代表DF谷口彰悟(31=川崎フロンターレ)が、鼻骨骨折のために着用したフェースガードの使い心地について語った。

まだ患部には痛みは残っているというが、練習中にはヘディングをする場面もあった。「恐怖心とかも思ったほどではなかった。順調かなと思う」と前向きに語った。

特注で作成したフェースガードにはこだわりを込めた。「頬骨で支えるので真下が見えないんですけど、極限まで薄くしたり、すごくぎりぎりまで要求にこたえていただいた」。時折両手を当てて位置を修正するなど、感触をたしかめた。

フェースガードを装着するのは初めて。02年W杯日韓大会でDF宮本恒靖氏が着けてプレーしていたのを小学5年生のころに見て、よく覚えている。「バットマンというのですごく話題になったのも覚えている。やっぱり邪魔だし、あれを着けていたのはすごいと思う」と率直な思いを口にした。