日本がセネガルとの1次リーグ初戦に、キャプテンのMF松木玖生のゴールで1-0で勝利した。チームが掲げる「世界一」という目標に向けて、白星発進に成功した。

前半15分、相手陣に押し込み、クリアボールをDF高井幸大が落ち着いて回収。MF永長鷹虎、MF福井太智とつないで、最後は松木がペナルティーエリア外から左足一閃(いっせん)。強烈なシュートがゴールネットを揺らした。

試合後、ゴールシーンについて松木は「普段からあそこは狙っていますし、うまく(福井)太智から横パスがきて、ゴールがまっすぐ見えたので打ち切ろうと思って、入ったので良かった」と振り返った。松木は出国前に「立ち上がりの所で先制点を決めることが大事。そこを確立すること」と語っていたが、主将として見事に体現してみせた。

この日の勝利を「ものすごく大きな勝利」としつつ「次、中2日で試合があるので、コンディションを整えて臨みたい」と早くも次戦を見据えた。

日本は、試合序盤からアフリカ王者のセネガルに対して堂々とした戦いをみせた。後半は防戦一方となったが、チーム全員で走りきり、耐えしのいだ。役者が決めて、大事な初戦をものにした。冨樫剛一監督は「チーム全体がハードワークできたと思う」と手応えを示し、「またいい準備をして目の前の試合に勝ちたい」と気を引き締めた。

チームは24日(日本時間25日)にコロンビアと、27日(同28日)にイスラエルと1次リーグで対戦する。