タイ代表として初陣を迎えた石井正忠監督(56)が試合後会見に出席した。

「まずは、このTOYO TIRES CUPで元日の国立で戦えたことは、タイ代表にとって素晴らしい体験をさせてもらいました。大敗はしましたが、我々タイ代表、何点取られても下がらずチャレンジに行っていたので、そこは誇りに思います。初めて代表監督になってみて、日本代表との差がこれだけあるんだなと実感しました。しっかり次の戦いにつなげていきたいと思います」

ブリラムでタイ史上初の3冠を達成し、代表監督となった石井監督。母国日本の代表との対戦については「気になった選手はたくさんいました。テレビでしか見ていなかったので、実際ピッチの脇で見ていてプレーの精度、スピード感、こんなに差があるんだと感じました」と驚いた。

アジア杯カタール大会(12日開幕)に向けては「まず目標は、グループの中でもランキングが下の方なので。どうにか上位の相手に対して、今日みたいな試合は避けたい。当然、戦い方も変えて、勝ち点を取るためのサッカーをしないといけない。帰ってからのトレーニングで、どれだけ攻守で戦術的なところを落とし込めるか。今日のタイ代表の試合を見て、普段は見られないようなアグレッシブさでしたし、最後まで戦ってくれたと思う。期待をしながら、彼らには能力があるので引き出せるようトレーニングしたい」と抱負を語った。

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