代表戦の勝利給など選手の待遇問題などをめぐって日本協会と対立し、3月の親善試合ボイコットも示唆していた日本プロサッカー選手会(JPFA)が、強硬手段は取らず、対話路線に舵(かじ)をきることが27日、分かった。選手会は昨年末からボイコットの可能性に触れ、迅速な対応を求める“短期決戦”で交渉を進めてきた。今月に入ってJリーグ全38クラブを対象に聞き取りと話し合いを実施。ベテランらの意見も取り入れた結果、3月の試合についてはボイコットを一切考えず、直接対話を求める“長期戦”に持ち込む方針を固めた。選手会関係者は「対立だけでは問題解決につながらない」と話した。