モンテディオ山形が4日いわき戦に向けて1日、天童市内で練習を行った。前節群馬戦は、アディショナルタイムにFW高橋潤哉(26)の今季初ゴールで貴重な勝ち点3を手にし、J1昇格プレーオフ(PO)圏内6位の甲府と勝ち点「61」で並んだ。劇的ゴールをアシストしたMFチアゴ・アウベス(27)が、これまでの苦悩とサポーターへの思いを語った。
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前節群馬戦、FW高橋の決勝ゴールに両手を突き上げ、雄たけびを上げた。アウベスは、現在チームトップの12得点。一時は6戦連発でJ2得点ランキング首位にも立った。だが、6月24日東京V戦(●0-2)を最後に、ケガのため2カ月あまりピッチから姿を消した。その期間は、患部の痛みや思い通りにいかないジレンマで、ストレスは限界。それでも渡辺晋監督(50)は「早く戻ってくれば得点王になれる」と鼓舞。「外国人選手ならではのモチベーションの上げ方をするために、ひたすらこの言葉をかけました」と当時を振り返った。
おかえりアウベス! ケガを乗り越え、8月26日町田戦(●0-5)でピッチに復帰。9月16日岡山戦(○2-0)で14試合ぶりのゴールを挙げたが、かつてのような輝きを放つことはできず…。だが、決勝アシストがアウベスに光明をもたらした。「理想のサッカーができなくて苦しい思いもしたが、あのアシストで肩の重みが抜けた」。渡辺監督も「『自分が決めたい』という気持ちがありながら、冷静なパスで勝利に貢献してくれた」と精神面での成長を称賛した。アウベスは「自分が決めると、勝利の雰囲気をつくり出せるので点を決めたい」と次節4日のアウェーいわき戦で6試合ぶりのゴールを目指す。
いわき戦はすでにビジター席を含む全席が完売。アウベスは「山形のサポーターはいつでも背中を押してくれる素晴らしい存在。勝利の喜びを分かち合いたい」と勝利を誓った。大きな壁を乗り越えて帰ってきたストライカーが、PO進出の扉を開く、ゴールを挙げる。【木村有優】



