「日の丸ヘア」の長友が、メラメラと情熱をたぎらせた。

長友 日本サッカーの歴史に、黄金の1ページを刻む

クロアチア戦を前日に控えた公式会見で、そう言葉に力を込めた。今も頭をよぎる18年ロシア大会の決勝トーナメント1回戦。後半ロスタイムにベルギーに逆転負けした。そのロストフの悲劇を塗り替える。

長友 僕は08年から15年間くらい、日本代表でプレーさせてもらっていますけど、今のチームは確実に、歴代最強だと思う。なので、明日は必ずクロアチアを破って、新しい景色を見たい。また、大きな声でブラボーと叫びたいです

ベスト8の歴史をつくるために、必要なこと-。真っ赤に燃える赤髪の長友はイタリア語で勇気、度胸などを意味する「Coraggio(コラッジョ)」と言った。

長友 侍が、戦いに行く前に自分の武器、技術を磨いても、敵を前にしてびびっていたら、使い物にならない。サッカーも戦術的、技術的なことは大事だけど、この4年間で磨いてきても、この舞台でびびってしまったら、それは生かせない。だからこそ、明日は勇敢に戦う日本人の魂を見せたい。侍魂を世界中のみなさん、見てほしいと思います

日本男児として、日の丸をピッチに刻む。【栗田尚樹】