元イングランド代表で、現在はイングランド2部ストークでプレーするFWピーター・クラウチ(37)が愛車の盗難に遭っていたことを告白した。

ミラー紙(電子版)など複数の英メディアによると、クラウチはBBCラジオの自身のポッドキャスト番組に出演。ジェイという名前のリスナーから「ウチの兄貴が(ロンドン南東部の)チャールトンのレッカー車集積場で働いていて、そこにあなたの車が捨てられていたって話していたけど本当?」と質問を受けると「それは本当だ」と切り出したという。

クラウチはいつ、どんな車を盗まれたのかは明かさなかったが「僕の車が見つかったと連絡があって、チャールトンまで取りにいかなければならなかった。電車に乗って長い長い道のりだったよ」。ストークから300キロ以上離れたチャールトンまで電車を乗り継ぎ、愛車を取りにいったことを明かした。

また事件の詳細について「誰かが車を盗み、デートに使ったようなんだ。カーステレオに犯人のCDが入っていて流行りの音楽が大音量でかかっていた。後部座席にはガールフレンドのものらしい毛皮のコートもかけてあった。自分の車が完全に汚された気分になったよ」と説明した。

ラジオ番組の共演者が「誰かがピーター・クラウチの車を盗んで、後部座席でセックスして、車を乗り捨てたってこと? もしかしたら犯人はワンランク上の性的興奮を求めていたのかもしれない。クラウチの車の後部座席じゃないと味わえない快感をね」と会話に加わると、クラウチ本人も大爆笑だった。

物証がCDと毛皮のコートだけということで、後部座席でエッチをしていたかどうかは本当のところは不明。女性の単独犯が車を盗み、コートを後部座席に脱いで運転しただけという可能性もある。まあ話としては「しちゃった」ということにしておいた方が面白いけど。

【千葉修宏】(ニッカンスポーツ・コム/サッカーコラム「海外サッカーよもやま話」)