クラブW杯(12月10日開幕)に出場するオセアニア代表オークランド(ニュージーランド)のDF岩田卓也(32)が3日、開幕戦でのJリーグ王者との対戦を心待ちにした。

 オークランドの選手たちは複数の便に分かれて来日。岩田の便はオークランドから経由地・香港へのフライトが遅延。そのため予定の2日夜ではなく、3日早朝に成田に到着する便での登場となった。

 香港の空港で8時間も待たされた岩田だったが、その間もJリーグ・チャンピオンシップ(CS)広島-G大阪戦をインターネットでチェックした。

 広島は12年クラブW杯1回戦で0-1で敗れた相手。一方、G大阪の長谷川健太監督は岩田が浜松大で指導を受けた恩師。「広島には雪辱を果たしたい。でも1番はガンバに来てほしいというのがある。だからガンバが負けてちょっと残念でした」と話し、G大阪のCS第2戦での巻き返しに期待した。

 決勝で欧州王者バルセロナ(スペイン)と戦いたいという岩田は、開幕戦が重要だと強調。「去年の成績(3位)に恥じないプレーをしたい。J王者とやる初戦が難関だと思う。フィジカルが強い相手にはうまく対応できる部分があるけど、Jクラブのみんなが連動するサッカーは対応しづらい部分がある。しっかり調整して、まず初戦を勝ちたい」と意気込んだ。