今季限りでアーセナルとの契約が満了するアーセン・ベンゲル監督(67)は、来季以降も同クラブを指揮するかはサポーターの反応も判断材料になると、9日付の英紙インディペンデントの電子版が報じた。

 96-97年シーズンからアーセナルを指揮している同監督は、03-04年シーズンを最後にリーグ優勝から遠ざかっている。これに一部のサポーターは納得しておらず、試合中にベンゲル監督の退団を求める旗などを掲げている。また、欧州チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦のバイエルン・ミュンヘン戦では、2試合合計2-10で大敗したことから、サポーターグループが抗議活動を行うなど、同監督への重圧は日増しに強くなっている。

 FA杯準々決勝リンカーン戦に向けた記者会見に出席したベンゲル監督は「自身のイメージのために働いているわけではない。クラブのために働いている。私がどのように見えているかは、問題ではない。このクラブに到着してから、証明してきた。このクラブを愛していること、忠誠があることは証明してきた」などと話した。