ゴールド杯準々決勝でエルサルバドルの2選手が、米国の選手にかみつき行為をした。23日付のESPNなど複数メディアが報じた。

 19日に行われた米国対エルサルバドルの試合で、バルセロナのウルグアイ代表FWスアレスを思い起こされるかみつき行為が2度も起きた。エルサルバドルが2点をリードされている後半16分、米国の右CKの中でDFロメロが相手FWアルティドールの背後から左肩をかみついた。かみつく前にはアルティドールの乳首をひねったという。アルティドールはかまれる直前、ゴール前でポジションを争わなければいけない場面だったが、体を小さくして両手で股間を隠していた。

 2度目のかみつきは後半36分、再び米国の左CKだった。今度はキャプテンマークを巻いたMFセレンが相手DFゴンサレスの背後から右肩をかんでしまった。かみついた2人とも試合中に退場はおろか、警告すら出なかった。試合は2-0で米国が勝利した。

 しかし、北中米・カリブ海連盟は22日、「スポーツマンシップに反する行為」としてセレンに3試合、乳首もつねったロメロには6試合の公式戦出場停止処分を科した。