MF香川真司が所属する、すでに敗退が決まっているドルトムント(ドイツ)は、アウェーですでに決勝トーナメント進出を決めているレアル・マドリード(スペイン)に2-3で敗れた。

 先発した香川は中盤のインサイドハーフとしてプレー。前半27分に決定機をつかむが、右足シュートは相手DFにはじかれ、目立ったパフォーマンスは見せることができずに前半を終了した。後半は開始早々の4分に絶妙のフリックでFWオバメヤンの同点弾を導いたが、同43分、相手DFをかわしてフリーで放った右足シュートは枠を越え、不発に終わって同ロスタイムに退いた。

 以下は香川との一問一答。

 -悪くない入り方だと思ったけど、試合が2-0となったところで苦しくなった

 香川 まあ、今のチーム状況を考えたら3、4点取られてもおかしくなかったけど、忍耐強くみんなで守備をやりきるというのを意識して、忍耐強くやれたから後半に繋がったと思うし、3点目を決められていたら確実に試合は終わっていたからそこは評価すべきかなと。

 -その状況で起点となりチャンスを作り出した

 香川 自分も決めるとこがたくさんあった。数少ないチャンスを決めないと代表でもそうだけど上にあがれない。自分自身結果として残せていない。そこが改めて悔しい。

 -シュートを前半も後半もうった

 香川 前半も後半のチャンスも共に明らかに1点ものだし、チームとして形が出た中で決めきれなかったのは悔しいし、そこを徹底してまた取り組むしかない。

 -最後のシュートは体力がなかった

 香川 足はつっていた。試合終わった後、みんなに流し込むだけで良いんだよって言われた。わかっているけど、そこで冷静な判断ができるくらい、もっと言えばあそこまで、シュートまでは冷静な判断が出来ていたので悔やまれる。

 -マドリードの印象は、去年はベンチに入れなかったが

 香川 マンチェスターの時ここでやった時の衝撃というのはすごく覚えていて、彼らにとって消化試合に近いから、そこら辺の雰囲気、だからこそチャンスはあると思っていた。そこをつきたかったけど、やはり、ああいうところで取りきる力だったり、自分たちの雰囲気というか持っていく雰囲気というか、特に70分以降はいつ得点を決められてもおかしくなかった中で耐えていた。意外なゴールを決められるというのがそれこそやはりレアルだなと思う。