プレミアリーグ4クラブのチームドクターが練習の本格再開を懸念する書簡をリーグ側に提出したことが分かった。

5日、英紙ザ・サンが報じたもので、新型コロナウイルス感染拡大の懸念と安全性への不安をまとめたリストで、既にプレミアリーグのマーク・ギレット医療顧問らに届けられているという。

例えば<1>現在のガイドラインでは依然として死亡リクスを伴う<2>選手、スタッフ、その家族に対する検査、保険上などの問題がある<3>選手の発汗、およびGKグローブを介した感染の可能性が高い<4>一部クラブがすでにガイドラインを無視しているという疑惑<5>黒人、アジア人、少数民族グループの感染リスクの拡大-など潜在的な懸念が指摘されている。また英紙ミラーは選手のメンタルヘルスも重要な問題として取り上げられたと報じた。

3月9日から公式戦中断中のプレミアリーグでは、アーセナルやトットナムなどがトレーニングを再開。今のところ少人数グループで社会的距離を保ちながら練習を続けている。英政府の許可を得た場合、リーグは6月12日の再開を目指す方針だ。各クラブは少なくとも4週間前となる5月18日には全体練習再開を希望しているが、今回の4クラブのチームドクターによる書簡提出で、リーグ再開が遅れる可能性も出てきた。