ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(36=ユベントス)が記録ずくめの活躍で、チームを決勝トーナメントに導いた。

優勝した16年の前回欧州選手権決勝でも対戦したフランスを相手に、前半31分にMFダニーロ・ペレイラが得たPKを成功させて先制。1-2と1点を追う後半15分には、自らの左からの折り返しが相手選手の手に当たってPKを獲得。再びゴール左に蹴り込んで、試合をドローに持ち込んだ。

ロナウドはこれで代表通算109ゴールとし、イランのアリ・ダエイが持つ国際Aマッチの世界最多得点記録に並んだ。また自身の持つ欧州選手権通算最多ゴール記録を14に伸ばした。

ロナウドは1次リーグ初戦のハンガリー戦でもPKを含む2得点。2戦目のドイツ戦でも先制点を決めており、ポルトガル代表の選手として初めて欧州選手権1次リーグ全3試合で得点した選手となった。

ポルトガルは欧州選手権8度目の出場だが、1次リーグ敗退は1度もない。今大会でもF組3位で16強に進出し、決勝T初戦ではベルギーと対戦する。ポルトガルのフェルナンド・サントス監督は「FIFAランキング1位のタフな相手だ。分析し、我々がすべきことを考えたい」と話した。

◆放送 欧州選手権はWOWOWで全試合完全生放送、WOWOWオンデマンドで全試合ライブ配信される。