敵地に乗り込んだアイントラハト・フランクフルト(ドイツ)が、MF鎌田大地(25)の決勝ゴールなどでウェストハム(イングランド)に2-1で先勝した。鎌田はフル出場、同僚のDF長谷部誠(38)は出番がなかった。もう1試合はホームのライプチヒ(ドイツ)が1-0でレンジャーズ(スコットランド)を下した。第2戦は5月5日に行われる。

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Eフランクフルト鎌田が「欧州リーグ男」ぶりをいかんなく発揮した。1-1の後半9分。MFソウのシュートはGKに防がれたが、跳ね返りを鎌田が左足で押し込んだ。チームはその後、ウェストハムの猛攻を集中してしのぎ、2-1で勝利した。

鎌田はこれで欧州リーグ通算11点目。ブンデスリーガでも11点を挙げているが、かかった試合は92試合。一方、欧州リーグではわずか21試合(予選除く)で同じ点数に到達した。この日は決勝ゴール以外にも右ポストに当てる惜しいシュートを放つなど、また欧州の舞台で輝いた。

グラスナー監督は試合後「本当に良いパフォーマンスだった。鎌田とリンドストロムを相手の(DFとMFの)ライン間でプレーさせ、それがとてもうまくいった。チームを誇らしく思う。でもまだ第1戦が終わっただけだ」と、鎌田の名前に言及してたたえた。

第2戦は5月5日(日本時間6日)に本拠地ドイツバンク・パークで行われる。指揮官は「第2戦では5万人のサポーターが集まってくれるだろう。ウェストハムは3000人くらいのはず。だからとても楽しみにしている」などと期待した。

鎌田は3-2で勝利した欧州リーグ準々決勝バルセロナ戦・第2戦でも決勝点をアシスト。2戦合計4-3での4強入りに貢献するなど、今大会で獅子奮迅の活躍を見せている。日本代表の森保一監督は欧州視察で、そのバルセロナ戦を観戦。28日の取材対応で「強度が高い中、局面を崩せる能力がすごく出ていた」と高く評価していることを明かした。日本代表に復帰する可能性は高い。

この日のウェストハム戦後には自身のSNSに「I am very proud of this team and fans. 2more wins boys(このチームとファンのことをとても誇りに思います。みんな、あと2勝だ)」と書き込んだ。「あと2勝」とは準決勝第2戦と決勝戦のこと。鎌田の目には欧州リーグ制覇しか見えていない。

◆欧州リーグでの日本人 フェイエノールト(オランダ)時代の小野伸二が唯一優勝を経験している。01-02年シーズンに前身のUEFA杯決勝でドルトムントと対戦。小野は先発して後半40分までプレーし、チームは3-2で勝利した。Eフランクフルトの長谷部誠は18-19年シーズンに4強入り。昨季は優勝したビリャレアルで久保建英が1次リーグだけプレーした(その後ヘタフェへ移籍)。

◆欧州リーグ 1971年にUEFA杯としてスタートした、欧州チャンピオンズリーグ(CL)に次ぐ位置付けの欧州カップ戦。従来の大会方式、名称を変更し、09-10年シーズンから「欧州リーグ」となった。4チームずつ8組に分かれて1次リーグを戦い、各組1位が決勝トーナメントに進出。各組2位は欧州CL1次リーグ各組3位とプレーオフを行い、勝者が決勝Tに進む。最多優勝はセビリア(スペイン)の6回。昨季はビリャレアル(スペイン)がマンチェスターU(イングランド)を下して初優勝した。