14日のプレミアリーグ・チェルシー-トットナム戦(2-2)で、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)を務めたマイク・ディーン審判が18日、誤審を認めた。

試合は2-1でチェルシーがリードしていた後半ロスタイム、トットナムのCKの場面で、トットナム・ロメロがチェルシー・ククレジャの髪の毛を引っ張ったが、アンソニー・テイラー主審はファウルの笛を吹かなかった。

そのCKをトットナム・ケーンがヘディングで押し込み、2-2として試合は終了した。

試合後、チェルシー・トゥヘル監督はテイラー主審とVARのディーン審判を痛烈に批判。ロメロの行為はレッドカードに値すると主張していた。

ディーン審判は英デーリーメール紙電子版プレミアム版「Mail+」に寄せたコラムの中で「違う判断をすべきだったと考えながら家路につきたいと思う審判はいない。だが時々、後から考えると違う行動をすべきだったと気付くことがある」「テイラー主審にピッチサイドのモニターでプレーを確認させ、レッドカードを出すかどうか考えるように提案することもできた」「数秒でロメロがククレジャの髪をつかんでいることは分かったが、それを暴力的行為と考えなかった」などと記した。