【マジョルカ=高橋智行通信員】レアル・ソシエダードの日本代表MF久保建英(21)は、古巣マジョルカ戦で見せ場を作れなかった。リーグ戦7試合ぶり、公式戦9試合ぶりにベンチスタート。1-1の後半36分にMFシルバと交代し、4-3-3の右ウイングでプレーした。同44分に右サイドからクロスを上げるも味方の上を越えて相手のゴールキックになるなど、出場時間が短く、不完全燃焼に終わった。チームは前半開始早々に挙げた1点を守り切ることができず、1-1で引き分け。リーグ戦4試合連続未勝利となった。
◇ ◇ ◇
Rソシエダードは前節カディス戦に0-0で引き分けて順位を4位に落とし、さらに3日前に開催された欧州リーグ決勝トーナメント1回戦第1戦でローマに0-2で敗れ、公式戦4試合連続未勝利と大きく調子を崩している。その状況下でアルグアシル監督はローマ戦からメンバーを4人を入れ替え。久保をベンチスタートとするなど、チームをリフレッシュして臨んだ。
一方、前節エルチェ戦に0-1で敗れ、ホームで6試合ぶりの敗北を喫したマジョルカは、エースのムリキを欠く中でキックオフした。
開始直後、主導権を握ったのはアウェーのRソシエダードだった。前半2分にオヤルサバルのボレーシュートがGKライコビッチにセーブされるも、その1分後、ペナルティーエリア内でのシルバのバックパスを、ゴール正面で受けたカルロス・フェルナンデスがグラウンダーのシュートをゴール右下隅に突き刺し先制点を挙げた。
その後、5バックで守備的に戦ったマジョルカに対し、焦らずプレーしてゲームをコントロールし時間が経過。マジョルカはなかなかチャンスを作れなかったが、前半終了間際、ようやくRソシエダードゴールに迫り、マフェオのスルーパスでDF裏に抜け出したカデウェレがシュートチャンスを得るも失敗。さらにライージョのヘディングシュートもゴール上を越え、前半が終了した。
後半は、マジョルカが幸先の良いスタートを切った。FW2人を投入し、前半よりも攻撃的にプレー。5分、ライコビッチのロングキックをアブドンが頭で流し、そのボールを受けたイ・ガンインがGKレミーロをかわして同点に追いついた。 一方、Rソシエダードは同15分にCKからル・ノルマンがヘディングシュートを決めたかに見えたが、相手にのしかかったとしてファウルを取られ取り消しに。その後は前半同様、Rソシエダードがボールを支配。36分に久保がシルバとの交代でピッチに入ったが、チャンスを作れなかった。
マジョルカは終盤に流れをつかむも、40分のアマトのボレーシュートはポストに阻まれた。終了間際には、Rソシエダードのミケル・メリーノが危険なタックルで一発退場となり数的有利となったが、スコアは動かなかった。

