アトレチコ・マドリードは25日、パリ・サンジェルマンの韓国代表MF李康仁(イ・ガンイン=25)を獲得したと発表した。契約は31年6月30日までの5年間となっている。
Aマドリードは数年前からイ・ガンインに興味を示し、1月の移籍市場でも加入の可能性が報じられたが、高額な移籍金及びパリ・サンジェルマンが放出に消極的だったことが障害となり、実現できなかった。しかし、昨季出番が少なかったことで、今夏は契約がまだ2年残っていたものの退団しやすい状況になり、加入が実現した。スペイン紙マルカによると、移籍金は3500万ユーロ(約64億7500万円)とのことだ。
クラブはイ・ガンインについて、「25歳の才能溢れる左利きのMFで、トップ下や両サイドでプレーでき、視野の広さ、卓越したボールコントロール、パスとシュートの能力で際立っている」と高評価した。
スペイン紙アスは、「グリーズマン退団に伴い、シメオネ監督は個人の才能と突破力で試合の流れを変えるためのイマジネーションや戦力を必要としている。それはワールドカップ(W杯)終了後、休暇を過ごしているイ・カンインが備える特徴のうちの2つである」と、昨季までチームの中心だったフランス代表FWの代役となることを期待している。
イ・ガンインは10歳でバレンシアの下部組織に入団した。それ以降、順調にステップアップし、18年に17歳でトップチームデビューを達成。21年夏にマジョルカにフリーで移籍して久保建英と一緒にプレーした後、23年夏にパリ・サンジェルマンに移籍金2200万ユーロ(約40億7000万円)で加入した。昨季の公式戦成績は、39試合出場、4得点5アシストとなっている。
韓国代表では19年9月にデビューし、ここまで50試合に出場し、11得点14アシストを記録。先のW杯北中米大会では攻撃の主軸として全3試合にフル出場し、1アシストを記録したが、チームは1次リーグ1勝2敗で早期敗退の憂き目に遭った。
イ・ガンインはAマドリードにとって、スペイン代表DFグリマルド、デンマーク代表MFヒュルマンドに次ぐ、今夏3人目の加入選手となっている。(高橋智行通信員)

