バルセロナ(スペイン)のフリック監督(61)が2026年のバロンドール候補30人に選ばれたスペイン代表FWヤマルについて、「彼のプレーを見れば誰もが受賞に値すると分かるだろう」と言及した。

バルセロナは9日にホームで行われた欧州チャンピオンズリーグ(CL)・1次リーグ第1節で、日本代表DF渡辺剛がフル出場したフェイエノールト(オランダ)と対戦した。シーズン開幕からスペインリーグ4連勝で首位と好調を維持し、前半3分に“偽の9番”としてプレーしたラフィーニャがペナルティーエリア内でスライディングタックルを仕掛けてきた相手2人を巧みにかわし、早々に先制点を記録する。さらに前半22分、アデイェミがカットインからの美しいシュートで2点差にした。

バルセロナは後半も攻撃の手を緩めず、後半12分にペドリのスルーパスからラフィーニャが3点目を記録すると、後半32分にはヤマルが壁の間を抜くFKで追加点。その後1点を返されたものの、後半40分にヤマルのクロスからガブリエウ・ジェズスが見事なバックヘッドでゴールを決め、ゴールラッシュを締めくくった。5-1で快勝したバルセロナは1次リーグで大会2連覇中のパリ・サンジェルマンに次ぐ2位につけている。

試合後、フリック監督が記者会見に出席したもようをスペイン紙アスが伝えた。まず、シーズン開幕直後のこの時点でチームが素晴らしいパフォーマンスを発揮している要因について、「練習の質がとても高い。(5-0で勝利した)バレンシア戦後のトレーニングは今年で一番良かったし、昨日もそう言ったばかりだ。選手を入れ替えてもチームがそのレベルを維持できているのは素晴らしいことだよ。それは我々にとって朗報だ」と喜びをあらわにした。

続けて、ヤマルがバロンドール受賞に値するかを聞かれると、「彼は私の選手だ。もちろんそう思う。バロンドール受賞に値している。並外れて特別な選手だ。彼のプレーを見れば誰もが受賞に値すると分かるだろう」と返答した。

フリック監督はまた、バルセロナを率いてから今が最も優れたチームかという質問に対し、「今のプレーは気に入っているが、改善すべき点があることも認識している。最も重要なのは先ほど言ったように練習だ。なぜならそこで成長するのだから。その後で試合に臨み、分析し、さらなる改善を試みる」と冷静に話していた。(高橋智行通信員)