国際サッカー連盟(FIFA)は21日、スイスのチューリヒで2009年の年間最優秀選手を発表し、男子はアルゼンチン代表のFWリオネル・メッシ(22)が初受賞した。同国の選手としても初受賞で、フランス・フットボール誌選出の世界年間最優秀選手「バロンドール」と合わせ、史上11人目(12度目)の同年ダブル受賞となった。

 昨年まで2年連続で2位だったメッシは「何と言っていいか分からない。アルゼンチン人としての初受賞もとても名誉なことだ」と喜びを語った。

 メッシはスペインリーグの強豪バルセロナのエースで、昨季は同リーグとスペイン国王杯、欧州CLの3冠の原動力になった。19日のクラブW杯決勝でも決勝ゴールを決め、チームを初のクラブ世界一に導いた。

 FIFA年間最優秀選手は世界147カ国・地域の代表監督と主将による投票で決定。メッシは1073点を獲得し、昨年の受賞者で2位のポルトガル代表FWのC・ロナウドに3倍以上の大差をつけた。3位はスペイン代表MFのシャビだった。

 女子はマルタ(ブラジル)が初の4年連続受賞となった。

 [2009年12月22日8時51分]ソーシャルブックマーク