国際サッカー連盟(FIFA)は25日、女子W杯ドイツ大会で5人がドーピング検査でステロイド(筋肉増強剤)に陽性反応を示した北朝鮮を2015年女子W杯カナダ大会から除外すると発表した。予選から出場できない。

 FIFAが同日の規律委員会で決定した。違反した選手は4人が1年半、1人が1年2カ月の活動停止処分を受け、日本と対戦する9月のロンドン五輪アジア最終予選(中国)に出場できなくなった。

 FIFAは北朝鮮サッカー協会にはW杯ドイツ大会の賞金40万ドル(約3080万円)と同額の罰金も科した。W杯ドイツ大会では日本が初優勝し、北朝鮮は1次リーグで敗退した。