サッカーFIFAワールドカップ(W杯)北中米大会で1次リーグ敗退となった韓国代表の洪明甫(ホン・ミョンボ)監督(57)が28日(日本時間29日)、辞任を発表した。
ベースキャンプ地のメキシコ・グアダラハラで記者会見を開き「韓国サッカーを愛してくださり、いつも代表チームを応援してくださった国民の皆様に心からお詫び申し上げます。本日、私は韓国サッカー代表チームの監督職を退くことといたしました」と表明した。
韓国でも一斉に辞任が報じられた中、洪監督の態度を疑問視する声も上がっている。
同国メディア「OSEN」は「『前代未聞のW杯2度目の敗退』ホン・ミョンボ、これが責任の取り方か 100秒の原稿を読み上げすっきりと退場、最後まで軽薄だった」と題した記事を配信した。洪監督は冒頭で辞任表明を読み上げると、会見場から退場。記者からの質疑応答には応じなかった。
これについて「用意してきた声明文を100秒間読み上げただけで終わった。質疑応答すらなかった。2度目のワールドカップも最悪の結果で終えたホン・ミョンボ監督が、最後まで失望だけを残して去っていった」と厳しく指摘。「それは記者会見と呼べるものでもなかった」「数多くの疑問と怒りを残して去っていったが、いかなる質問も受けることなく退場した。その表情は、どこかすっきりしたようにさえ見えた」と描写した。
洪監督はDFなどで活躍した元韓国代表。日本のJリーグでは97年からベルマーレ平塚、99年から柏レイソルでプレーした。04年に現役を退き、09年に代表監督に就任。14年W杯ブラジル大会では1次リーグ敗退に終わって辞任したが、24年7月に10年ぶりに代表監督に復帰した。ただ、2度目のW杯指揮となった今大会は突破有力と見られたA組で1勝2敗の3位(勝ち点3)にとどまり、またも1次リーグ敗退となった。
敗退決定後は国内で批判が相次ぎ、李在明大統領からもXで「予想外の結果に戸惑いを通り越し、ぼうぜんとする思い」「無能な人物を指揮官に選抜すれば、結果は火を見るより明らか」などと批判されていた。27年1月まで任期があった中、敗退翌日の退任劇となった。


