[ 2014年2月14日8時50分

 紙面から ]メダルセレモニーに臨む左から平岡、ポドラドチコフ、平野(撮影・PNP)

 スノーボード男子ハーフパイプ(HP)の銀・銅コンビ、平野歩夢(15=バートン)と平岡卓(18=フッド)が12日(日本時間13日未明)、メダルセレモニーに出席した。オリンピックパークの真ん中で赤々と燃える聖火の前に、日の丸が2つ掲げられた。平岡は「やっと実感が湧いてきた。つらかったこともあったけど、今までやっててよかった」。XゲームやW杯で表彰台を経験してきた平野にとっても、五輪は格別だ。「今までとったメダルよりも重い。表彰台に立って、応援してくれる人たちも見えて感動した」と話した。

 五輪メダリストの特権が待っている。全日本スキー連盟(SAJ)からは報奨金が出る。過去には金300万円、銀200万円、銅100万円が支払われており、同額なら中高生には破格だ。連盟の関係者は「(報奨金に)年齢は関係ない。未成年なら保護者に渡すなどの方法もある」と明かした。

 なお今後は、所属メーカーのバートンが主催する3月6、8日のUSオープン(米国コロラド州)に、2人そろってエントリー。ただ「疲れている…」と出場は微妙だ。バートンの関係者も「(出場を)拘束するような会社ではありません。本人たちの意思次第」と話した。【保坂恭子】