リオデジャネイロ五輪女子マラソン14位の福士加代子(34=ワコール)が、五輪後初レースとなる女子5000メートルで16分17秒73の4位に終わった。自身が05年に出した14分53秒22の日本記録から1分24秒も遅かったが、あくまで調整レースの第1弾。「やる前から『泥仕合だな~』って(他の選手と)言っていた。(これから)どんどん良くなると思います」と明るさは健在だった。

 五輪後は体を休め、23日に迫った全日本実業団女子駅伝予選会(福岡)に向け、今月上旬はワコールの熊本合宿に参加した。永山監督は「(満足な)練習していないから、体ができてない。心の問題。こんなんじゃ駅伝もダメ」と苦笑いで駄目出しした。来季もマラソン続行が基本線の福士は「目の前のことを楽しんでま~す」と、11月27日の駅伝本大会(宮城)へペースアップしていく。