箱根駅伝3連覇を果たした青学大陸上競争部の原晋監督(49)が5日、都内で開かれた自民党大会のスペシャルゲストの1人として登場し、自身が掲げる「サンキュー大作戦」をもじって、「自民党にも『サンキュー』がありましたね」と言及するひと幕があった。

 この日、同党はこれまで党則で連続「2期6年まで」とされていた総裁任期を「3期9年まで」に改正することを正式に決定した。来年9月に任期が終わる安倍晋三首相が、次の党総裁選を勝利すれば、2020年東京五輪・パラリンピックを首相として迎えることにつながる動きだ。

 原氏は、ともにスペシャルゲストとして登場した福原愛(女子卓球)、上地結衣(車いすテニス)、ベイカー茉秋(男子柔道)と30分にわたりトークショーを展開。終わりのあいさつの中で、「実は、自民党の中にもサンキュー(3&9)がありましたね。(総裁任期が)3期9年になったんですよね」と指摘。首相や会場の出席者をどっと沸かせた。

 原氏は最後のあいさつも、「サンキュー!」と締めくくり、首相とガッチリ握手をかわした。