ハーフマラソン日本記録保持者の設楽悠太(26=ホンダ)が2時間6分11秒で2位に入り、日本記録を突破した。2002年に高岡寿成2時間6分16秒の日本記録を16年ぶりに突破した。


 このレースで設楽を始め、井上大仁(MHPS)木滑良(MHPS)宮脇千博(トヨタ自動車)山本憲二(マツダ)佐藤悠基(日清食品グループ)がグランドチャンピオンシップ出場権を獲得した。


招待選手一覧


東京マラソンのスタートをする3万6000人のランナー(撮影・柴田隆二)
東京マラソンのスタートをする3万6000人のランナー(撮影・柴田隆二)
日本新記録を出した設楽悠太(撮影・鈴木正人)
日本新記録を出した設楽悠太(撮影・鈴木正人)
ゴールした後、倒れ込む設楽(撮影・鈴木正人)
ゴールした後、倒れ込む設楽(撮影・鈴木正人)
日本人2位でゴールした井上(撮影・鈴木正人)
日本人2位でゴールした井上(撮影・鈴木正人)
日本人3位でゴールした木滑(撮影・鈴木正人)
日本人3位でゴールした木滑(撮影・鈴木正人)

【ゴール】 チュンバが2時間5分30秒で優勝。設楽は2時間6分11秒の日本新記録で2位。16年ぶりに高岡の記録を塗り替える快挙を成し遂げた。井上は2時間6分54秒の5位、木滑は2時間8分8秒の7位、宮脇は2時間8分45秒で8位、山本は2時間8分48秒で9位、佐藤は2時間8分58秒の10位でMGC出場権を獲得した


※記録は速報値

(1)チュンバ(ケニア) 2時間5分30秒

(2)設楽悠太(ホンダ) 2時間6分11秒

(3)A・キプルト(ケニア) 2時間6分33秒

(4)キプケテル(ケニア) 2時間6分47秒

(5)井上大仁(MHPS) 2時間6分54秒

(6)リレサ(エチオピア) 2時間7分30秒

(7)木滑良(MHPS) 2時間8分8秒

(8)宮脇千博(トヨタ自動車) 2時間8分45秒

(9)山本憲二(マツダ) 2時間8分48秒

(10)佐藤悠基(日清食品グループ) 2時間8分58秒


(11)エルアラビ(モロッコ) 2時間9分18秒

(12)荻野皓平(富士通) 2時間9分36秒

(13)一色恭志(GMOアスリーツ) 2時間9分43秒

(14)村沢明伸(日清食品グループ) 2時間9分47秒

(15)カリウキ(日本薬科大) 2時間10分00秒

(16)田中飛鳥(福岡陸協) 2時間10分13秒

(17)山岸宏貴(GMOアスリーツ) 2時間10分14秒

(18)神野大地(コニカミノルタ) 2時間10分18秒

(19)鈴木健吾(神奈川大) 2時間10分21秒

(20)メコネン(エチオピア) 2時間10分26秒


(21)バリオス(メキシコ) 2時間10分55秒

(22)佐野広明(ホンダ) 2時間12分17秒

(23)酒井将規(九電工) 2時間13分31秒

(24)石田和也(西鉄) 2時間13分50秒

(25)小泉雄輝(ラフィネグループ) 2時間13分50秒

(26)岩佐壱誠(帝京大) 2時間14分00秒

(27)森橋完介(ラフィネグループ) 2時間14分25秒

(28)中村高洋(京セラ鹿児島) 2時間14分25秒

(29)朝賀勇也(高田自衛隊) 2時間14分31秒

(30)糟谷悟(トヨタ紡績) 2時間14分37秒


(31)治郎丸健一(ラフィネグループ) 2時間14分48秒

(32)森川翔平(山陽特殊製鋼) 2時間14分53秒

(33)松井将器(東工大) 2時間14分54秒

(34)大西淳貴(サンベルクス) 2時間15分00秒

(35)市田孝(旭化成) 2時間15分09秒

(36)バトオチル(NTN) 2時間15分17秒

(37)熊橋弘将(山陽特殊製鋼)  2時間15分49秒

(38)柱欽也(警視庁) 2時間15分51秒

(39)大下浩平(広島経大) 2時間15分54秒

(40)末上哲平(YKK) 2時間15分54秒


(41)ゲブレジャビエル(エリトリア) 2時間16分52秒

(42)川内鮮輝(Jaybird) 2時間17分27秒

(43)大森澪(一般参加) 2時間18分11秒

(44)井上直紀(東京陸連) 2時間18分15秒

(45)児玉雄介(コモディイイダ) 2時間18分22秒

(46)山内英昭(浜松ホトニクスランニングクラブ) 2時間18分24秒

(47)橋本雅史(一般参加) 2時間18分31秒

(48)石原洸(新電元工業) 2時間18分33秒

(49)大橋秀星(小平市陸協) 2時間18分34秒

(50)益田賢太朗(NTT西日本) 2時間18分55秒


【40・5キロ】 設楽がキプルトをとらえ2位浮上


【40キロ】 単独トップのチュンバが1時間58分55秒で通過。設楽は1時間59分31秒で通過。フィニッシュ予想は6分台


【39・7キロ】 設楽がキプケテルをとらえ3位浮上


【38・7キロ】 設楽が井上を突き放す


【38・3キロ】 設楽が井上をかわし4位浮上。井上は食らいつく


【38キロ】 設楽がリレサをとらえ5位浮上


【36・9キロ】 チュンバが先頭集団から抜け出し単独トップ、2位キプルト、3位キプケテル。4位集団に井上、リレサ


【36キロ】 日本人集団から木滑が飛び出す


【35キロ】 1時間44分10秒で通過。先頭集団はチュンバ、キプルト、キプケテル。やや離れて井上、リレサ。さらに離れてカリウキと設楽。依然として日本記録ペース。鈴木、神野、佐藤、木滑、山本の日本人集団は1時間46分9秒で通過


【32・8キロ】 設楽と先頭集団との差は3〜4秒


【31・6キロ】 チュンバ、キプルトが先頭集団を引っ張る。井上は先頭集団内


【31・4キロ】 市田が第2集団が遅れる


【31・2キロ】 設楽が先頭集団から遅れる


【30キロ】 設楽、井上らの先頭集団が1時間29分20秒の日本新ペースで通過。ペースメーカーが外れ、井上が先頭に立つ。第2集団は1時間30分32秒で通過。直後に山本がペースアップ


【28キロ】 先頭集団は設楽、井上、キプケテル、キプルト、チュンバ、メコネン、エルアラビ、リレサ、カリウキ(一般参加=日本薬科大)。第2集団に市田が吸収。第2集団は市田、宮脇、佐藤、鈴木、木滑、神野、山本(一般参加=マツダ)


【25キロ】 設楽、井上らの先頭集団が1時間14分23秒の日本記録ペースで通過


【23・6キロ】 先頭集団は設楽、井上、チュンバ、メコネン、リレサ、キプルト、キプケテル、キプルトら。やや離れて市田。第3集団に木滑、宮脇、神野、鈴木、佐藤ら


【21・6キロ】 設楽はペースメーカーの後ろに下がる。市田は大きく先頭集団から遅れる


【中間点】 設楽を先頭に1時間2分43秒の日本新ペースで通過。鈴木らの第2集団も1時間3分33秒の好タイムで通過


【20キロ】 設楽、井上らの先頭集団が59分27秒で通過。直後に設楽がペースアップ。ペースメーカーと並走して先頭に立つ


【18・1キロ】 市田が先頭集団から遅れ始める


【16・4キロ】 キプサングがストップ


【15・4キロ】 キプサングが給水に失敗。先頭集団から遅れる


【15キロ】 設楽、井上、市田を含む先頭集団が44分35秒で通過。キプサングは先頭集団の後方に位置。第2集団に神野、一色、村沢、初マラソンの鈴木、佐藤ら


【12キロ】 キプサングらの先頭集団に設楽が追いつく。井上はペースメーカーの真後ろについている。市田も先頭集団の後方に位置し、日本人3選手が先頭集団を走っている


【10キロ】 キプサング、井上らの先頭集団が29分37秒で通過


【9キロ】 設楽は第2集団でペースメーカー、市田と先頭集団を追う


【7キロ】 キプサング、井上らが先頭集団。やや離れた第2集団に設楽ら


【5キロ】 設楽は先頭からやや後ろに下がる。先頭キプサングは14分45秒で通過


【1・5キロ】 設楽も先頭付近で積極レース


【1キロ】 井上が積極的に先頭付近で走る。2分53秒で通過


【スタート】 午前9時10分に紙吹雪が舞う中、一斉にスタート。天候は曇り、気温6・5度、湿度30%、南東の風1・5メートル/秒