陸上男子短距離の桐生祥秀(22=日本生命)はほろ苦い社会人デビュー戦となった。

 3日、静岡県で行われた静岡国際の男子200メートルに出場。予選は20秒69の2組2位通過、決勝は21秒13の5位だった。日本生命の所属となり初のレースだったが、後半に失速した。取材エリアでは必死に呼吸を整えてから「苦しかった」と悔しがった。3日前から喉の痛みを伴う風邪をひいていたという。薬を服用するなど状態は万全でないのは明らかだったが「それがあったからどうこうということはない」と言い訳にしなかった。次戦はダイヤモンドリーグ上海大会(12日)100メートルとなる。