陸上の日本選手権は27日、福岡市の博多の森陸上競技場で開幕する。26日は同競技場で記者会見が行われ、男子100メートルで5年ぶり2度目の優勝を目指す桐生祥秀(23=日本生命)が「最近、日本選手権でいい結果を残せていないので、今大会はいい結果を残して終わりたい」と力強く意気込んだ。

17年9月に日本人初の9秒台(9秒98)をマークした桐生だが、日本選手権では16年に100メートルで3位。17年が4位、18年が3位と、国内最高峰の舞台で満足のいく結果を残せていない。今大会には自身の日本記録を更新する9秒97を記録したサニブラウン・ハキーム(20=フロリダ大)も出場。注目が集まるレースに向けて、桐生は「予選、準決は理想で言うと流しながら(10秒)0台、1台で通過して、決勝では疲れなく、一発で勝負を決めたい」と青写真を描いた。

男子100メートルの予選、準決勝は大会1日目の27日、決勝は2日目の28日に行われる。