青学大が、6度目の総合優勝を飾った。復路最長区間の9区(23・1キロ)で、2位との差をさらに広げ、大差をつけて総合Vを飾った。

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注目のシード争いでは、最後にドラマが。

東海大はゴールまで1キロを切ったシード権確保目前で、法大に抜かれ総合11位に転落。14年90回大会以来8年ぶりにシード権を逃した。往路10位から、一時は8位にまで順位を上げた。しかし、最終10区の吉富が、最後、ふらふらになり区間19位と大失速。来年は予選からの挑戦が決まった。

一方で法大は、川上の力走で10位に滑り込んだ。ただ、ゴール直前で、右に曲がり始めた。思わずテレビの実況も「そっちではない!」と絶叫。誘導員が慌てて呼び止め、正規のコースに戻ると、気恥ずかしさからか、川上は控えめに両手を広げてゴールテープを切った。

同様のロスがありながら、たくましくシード権を獲得した11年の10区、まったく同じ箇所で起きた国学院大の寺田夏生のトラブル以来、通称「寺田交差点」での事件は、右折未遂で事なきを得て、今回もハッピーエンドに終わった。

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