9区で国学院大のスーパー1年生、平林清澄(きよすみ、1年)が1時間8分7秒で走破し、区間2位に輝いた。

10位でタスキを受けると、スピードに乗って前を追い、次々とかわし5位まで浮上した。同区間の1年生の記録としては最速だった。レース後の一問一答は次の通り。

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-走ってどんな心境だった

「次の走者の相沢(龍明)さんに渡すことだけを考えて、いかに速く渡せるかを考えていました」

-ごぼう抜きだった

「今日は最初からリズムに乗れて落ち着いて入れた。その分、追いつかないといけないと思ってました」

-緊張はあった

「ずっと1カ月ぐらい前から緊張はしていました。でも昨日の往路がスタートして、みんなが走っているのを見たら自分が緊張している場合じゃないと、緊張もだんだん解けてきて。今日も朝、同期の原秀寿がスタートしてから緊張もほぐれて、自分の中ではいい精神状態になったと思います」

-同期の存在は大きい

「昨日も同期でライバルだと思っている山本歩夢がしっかり激走していてチームにいい流れを持ってきてくれたので、あいつと同じように自分もしっかり勢いを持って走りたいと思っていたので、同期の存在は大きいですね」

-区間新に近い走りだったが、意識はあった

「やっぱり監督からも『おまえは往路を走れるレベルにある』と言われていたので、9区の中では区間賞、区間新というのを視野には入れていたんですけど、区間新でなくても区間賞は自分が精いっぱいを出せれば取れると思っていたので、(青学大の)中村(唯翔)さんが行っていたところをもう前が見えなかったので、そこは分からなかったですが、自分の中ではいい経験になったし、いい走りができたと思います」

-箱根を初めて走った感想は

「ホッとしている部分がありますし、これが独特の箱根の雰囲気というか、そういうのを感じられましたし、楽しかった23キロだったと思います」

-また走りたい

「4回のうちの1回は終わってしまいましたが、まだ3回はあるので、これからも3回しっかり走って大学4年間でしっかり学生トップを目指したいです」

-走っている時間は長く感じた、それとも短く感じたか

「自分としては前を追っているだけだったので、前半はずっとすぐに過ぎた感じですけど、ラスト3キロというところは長く感じました」

-箱根を目指すようになったきっかけは

「僕が最初に箱根を目指すようになったのは、(東洋大)柏原さんの山登りが一番最初なので、そのときは『何でこの人、こんなに頑張って走っているんだろう?』と思ったんですけど、そこが箱根を目指すきっかけになり、やっぱり高校で全国高校駅伝を走って、こいつらが大学に行って箱根を目指すのかと考えたら、やっぱり箱根を走りたいなと。高校だと全国高校駅伝、大学では箱根駅伝が最高峰の戦いなので、目指すようになりました」

-今後は5区を走りたいか

「自分の可能性がまだまだそうなるか分からないというところで、山の可能性もあるのかなと思います。自分がそこに向けて自信を持って走れるようになれば全然山とかもありだと思います」

-目標の選手は

「学生トップで駒沢の田沢さんや鈴木芽吹さんというところは世界とも戦えるレベルにあると思うので、しっかり学生トップを目標にやっていきたいと思います」