中大の吉居駿恭(3年)がが1区(21・3キロ、大手町~鶴見)を独走で制した。当日変更で起用されると、大手町のスタートから300メートルで前に出て単独走に。以降も後続を引き離して、歴代4位の1時間1分7秒の好記録をマークした。

22年大会で兄大和が記録した1時間00分40秒には及ばなかったが、いまはトヨタ自動車でトップ選手として活躍する兄を彷彿とさせる走りをみせた。テレビインタビューでは解説の兄と掛け合い「(独走は)想定はしていなかったけど、スローは嫌なので行くしかないと思った。後半きつくなって兄の記録に届かなかったのは悔しいけど、1区の仕事はできたかな」などと話した。兄大和からは「おめでとう。ドキドキしがら見ていた」と声をかけられた。

Xでは「吉居兄弟」がトレンドワードに浮上。「微笑ましい」「吉居兄弟ほっこり」「掛け合いぎごちなくて良かった」「ほのぼのした」など好感度を得たコメントが寄せられていた。

◆吉居駿恭(よしい・しゅんすけ)2003年(平15)4月8日生まれ、愛知・田原市出身。田原東部中、仙台育英高を経て22年に中大法学部へ入学。自己ベストは5000メートルが13分22秒01、1万メートルが27分44秒48。特技は早寝早起き。168センチ、50キロ。血液型A。

◆箱根駅伝で活躍した近年の主な兄弟ランナー 11年から東洋大の設楽兄弟が4年連続出走。兄悠太は2年時から3年連続区間賞、弟啓太は4年時に5区区間賞。同大の服部兄弟も4年連続で出場。13年から出場の兄勇馬は3年時から2年連続2区区間賞。14年から出場の弟弾馬は1年時に7区、4年時に1区でともに区間賞を獲得した。村山兄弟は異なる学校を選んで走った。兄謙太は駒大、弟紘太は城西大。14年の3年時から2年連続で2区で対決が実現した。大東大の市田兄弟は兄孝と弟宏で村山兄弟と競り合った経験もある。

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