<全国高校バスケット選抜優勝大会:京北78-67洛南>◇男子2回戦◇25日◇東京体育館総体4強の京北(東京)が優勝4回の強豪・洛南(京都)に78-67で逆転勝ちして、3回戦に駒を進めた。3点ビハインドで第3ピリオドを終えたが、最終第4ピリオドで攻撃のリズムをつかむと、随所でスリーポイントなどで得点を重ね、終わってみれば11点差をつけた。田渡優コーチ(55)は「第4クオーターのいざという時に、うちの方が少し走り切れたのが勝因。今日が決勝のつもりで戦え、と言っていた。洛南の個々(の選手)とチームのスカウティングのみ、この1カ月間やり切った。明日以降のことは考えてなかった」と、難関突破にかけた執念を口にした。一方、敗れた洛南の吉田裕司コーチ(51)は「足が止まってしまった。自分で何とかしようというプレーが多く、チームとしてプレーできてなかった。もっと早く修正してやれば良かったが。ボディブローが効いて、最後は集中力がなかった」と、悔しさをにじませた。