<全国高校バスケット選抜優勝大会:東京成徳大高84-66桜花学園>◇女子準々決勝◇26日◇東京体育館

 地元の東京成徳大高(東京)が桜花学園(愛知)を84-66で破り、3年連続決勝で敗れた宿敵にリベンジした。終始ゴール下を支配してペースを握り、安定した試合運びで桜花学園の4連覇の夢を砕いた。4年連続の決勝進出、27年ぶりの優勝へ向け、準決勝で高校3冠を狙う優勝候補の札幌山の手(北海道)と戦う。石原愛子(3年)は「宿敵だったので絶対勝ちたかった。(第4Qで9点差に詰められても)負ける気はしなかった。それに先輩も見にきているので、負けられなかった」と泣きじゃくった。一方、序盤からディフェンスの精彩を欠いた桜花学園は第4Q、ディフェンスからのブレークで一時9点差まで詰め寄ったが、力及ばずに敗退。井上真一コーチ(63)は「3年生を早く引退させてあげて、1、2年生だけで挑めば、もう少しフレッシュなバスケができた」と振り返った。