<全国高校バスケット選抜優勝大会:市船橋82-65東海大三>◇男子準々決勝◇27日◇東京体育館

 総体8強の市船橋(千葉)が同4強の東海大三(長野)を82-65で下し、ベスト4に進出した。平均得点29点の相手センター、バランスキー・ザック(3年)を徹底マーク。「市船対ザック」を合言葉に相手エースを封じて勝利をつかんだ。近藤義行コーチ(41)は「相手の5人すべてを抑えようとしても不可能。ザックの得点を少なくすることだけを考えた。特に山田(侑樹)がよくザックを止めてくれた」と評価した。一方、初の8強進出で、さらに上を目指していた東海大三の入野貴幸コーチ(27)は「リバウンドを取られ過ぎ。悔いは残るけれど、今ある力は出し切った」と話した。