<全国高校バスケット選抜優勝大会:福岡第一108-68市船橋>◇男子準決勝◇28日◇東京体育館

 福岡第一(福岡)が市船橋(千葉)を下し、4年連続の決勝進出を果たした。井手口孝コーチ(46)は「理想通りのゲームが出来た。市船橋は乗せたらどっちが勝ったか分からない力のあるチームだった。明日はこうなるとは分からないが、いつも練習していることが出来たらと思う」。昨年まで3年連続で決勝で敗退しており、5年ぶりの日本一に向けて万全を期す。ポイントゲッターの長島エマニエル(3年)は「決勝は勝ち負けにこだわらず、相手が嫌がるような激しいディフェンスをしたい」と話した。一方、12年ぶり2度目の決勝進出を逃した市船橋の近藤義行コーチ(41)は「完敗でした。どこかで相手が崩れてくれればと思っていたが最後まで崩れなかった」と振り返った。平良彰大主将(3年)は「ディフェンスとリバウンドに力の差を感じた。3位決定戦は楽しみたい」と話した。