<全国高校バスケット選抜優勝大会:明成96-63宇都宮文星女>◇女子2回戦◇24日◇東京体育館

 明成(宮城)が初戦から快調に飛ばした。インサイドからもアウトサイドからも次々と得点し、大量96点。安達美紀コーチ(31)は「いいリズムで試合に入れた。程よい緊張でムードがとてもよかった。心配することなく試合に臨めた」と明るい表情を見せた。

 チーム最多26得点の木村有沙(3年)は「調子がよかった」とにっこり。伊藤唯主将(3年)も「気持ちよく大会に入れた」と言う。昨年は初戦敗退。当時の先発が全員残り、インターハイでは初の4強入りを果たした。準決勝で全国的強豪の中村学園(福岡=準優勝)に敗れたが、気持ちを切り替えた。

 伊藤は「名前負けというか気持ちで負けていた。今度は絶対気持ちで負けない」と言う。今日25日はこれも全国的強豪の東京成徳大高と対戦。目標の決勝進出へ避けて通れない関門だ。木村は「今日のようなプレーをすれば道は開ける。悔いの残らない試合をしたい」と力を込めた。【北村宏平】