今週の「チアの木曜日」はプロ野球・東京ヤクルトスワローズの公式ダンスチーム「Passion(パッション)」。メンバーがダンスの振り付けや、選手を送り出す「花道」のパターンを考えるなど、14人全員が自主性を発揮してゲームを盛り上げている。

メンバーが自主的にアイデアを出してゲームを盛り上げるPassion
メンバーが自主的にアイデアを出してゲームを盛り上げるPassion

「Passion」の特徴の1つが、お客さんとの距離の近さだ。開門時の「グリーティング」ではメンバーが左右に並んで、お客さんを出迎える。キャプテンのHIMIは「常連さんが声を掛けてくれたり、小さなお子さんに『頑張って』と言われることもあります。お客さんと1メートルくらいの距離で触れ合うことができて、貴重な体験です」と言う。

試合開始前に球場外で行う「つばみタイム」では、メンバーのRINが振り付けを考案したダンスを、球団マスコットのつばみ(つば九郎の妹)とともに全員が披露している。高校のダンス部で振り付けも担当していたというRINは「今年は全員でいろいろなことに挑戦していきたい」。メンバーが「花道」のアイデアを出したり、交互にMCを担当したりと自主性を発揮している。

球場ではさまざまなパフォーマンスを展開
球場ではさまざまなパフォーマンスを展開

激しいダンスパフォーマンスも特徴だ。オープニングダンスのONE OK ROCK「We are」、3回攻撃前のlol-エルオーエル-「trigger」、5回終了時のTRF「EZ DO DANCE」など、人気ダンスナンバーを次々と披露。ヒップホップ出身のMOMOKAは「動きが激しくて、踊った感があります。楽しいです」。HIMIは「Passionを去年の倍ぐらいの人に知ってもらえるように頑張ります」と笑った。

◆Passion(パッション)2011年に結成され、今年で9年目。エイベックス・グループがマネジメントしている。神宮球場のほか、地方主催ゲームや戸田球場の2軍戦でもパフォーマンスを披露。地域イベントなどにも出演している。