岩井隆

花咲徳栄対広陵 優勝を決め、ナインと笑顔を見せる花咲徳栄・清水(右)
花咲徳栄対広陵 優勝を決め、ナインと笑顔を見せる花咲徳栄・清水(右)

第99回「夏」は、花咲徳栄が埼玉県勢初となる深紅の大優勝旗を手にした。小柄な岩井隆監督は攻守ともにベンチ中央で仁王立ちで指揮を執った。同監督は背が低いという理由で公立高校の野球部入りを断られた経験がある。「誰がホームインしても1点は1点。180センチ以上なら2点なのか」と、失意の底にいた岩井氏は恩師・稲垣人司氏の一言で再び闘志に火がつき、桐光学園へ進学。稲垣氏が花咲徳栄の監督に就任すると、9年間コーチとして仕えた。岩井氏は監督就任後5度目の挑戦で頂点に立ったが、この決勝戦も小兵3選手を起用。16安打の猛攻で強豪広陵を14-4で下したのだ。

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<高校野球・2017年8月24日掲載>