<ツール・ド・フランス:UCIヒストリカルレース>◇19日◇第15S◇ポンタルリエ~ベルビエ◇207・5キロ

 この日は最大の見どころのひとつであるアルプスに突入。スタートして数キロでスイスに入国して5つの山岳を越え、最終的には約9キロの上りとなるスキーリゾートのベルビエ(標高1468メートル)の山頂をゴールとする山岳コースだ。

 いつものように序盤から9人の先頭集団が形成され、それをメーン集団が追い上げるという展開となったが、最後のカテゴリー1級のベルビエ峠のふもとでは、先頭集団とメーン集団の差が約2分となって上りを開始した。

 ここで、満を持して大本命のアルベルト・コンタドール(26、スペイン=アスタナ)がメーン集団からスパート。一気に先頭を走っていた選手たちを抜き去って単独で首位に立った。メーン集団にいた別府史之(26=スキル・シマノ)も好位置をキープし、頂上を目指した。

 結局、コンタドールがほかのライバルを引き離し、総合時間で首位の証である「マイヨージョーヌ(黄色いジャージ)」を獲得した。

 別府は、そのコンタドールからわずか5分22秒遅れの57位でゴールした。5月に行われた「ジロ・デ・イタリア」で優勝したデニス・メンチョフ(31、ロシア=ラボバンク)が65位だったことからみても、いかにすごい順位であることが分かる。もちろんチーム内では最高位で、総合順位も129位(162人中)に上げた。

 別府は「上り始めの位置取りがうまくいった。しかし、この順位では満足していない。まだまだ頑張らないといけないと思う」と話した。(スキル・シマノ今西尚志)