どーもです。昨日お届けしたヨネックスの新製品「EZONE GT」シリーズをレンジで試打できました。455、435の2タイプのドライバーとFW、UT、アイアンというラインアップです。コースではウッド系は重量が軽いことから手元が浮くミスが多かったので、レンジ試打ではその辺を意識しつつ試打しました。先代はヘッド体積450cm3の1モデルでしたが、今回は455cm3、435cm3をラインアップしています。というわけで、まずは455ドライバーからいってみましょう。


まずは見た目から。


ヘッド体積自体は先代よりも5cm3アップしています。デザイン的にはごつごつした感じがなくなり、ツルンとしたイメージに変更されています。でもソール後部のウエート8gは変更がないようです。

フェースはシャローですね。先代は縦研磨だけだったと記憶していますが、新作はミーリングも縦でした。また、フェース面に大きな円が描かれていますが、これ意外といいかも!! めっちゃ集中できます。当たるかどうかは別問題ですけど・・・。まぁ、さすがにこの円の範囲内には当たるでしょう!!

ボディもシャロー。結構上を向いているような感じに見えました。

後ろ姿です。

構えてみるとこんな感じ。クラウンの投影面積は広めですね。先代は光沢がありましたが、今作ではツヤ消しに変更。クラウン形状も先代はやや洋ナシ型のフォルム感もありましたは、本作は丸型といっても支障がない感じでした。

今回試打したのは、オリジナルカーボンシャフト「NST002」Sフレック装着モデル。スペックは、ロフト角10.5度、ライ角58.5度、長さ45.75インチ、総重量292g、バランスD2。ヘッド体積455cm3。シャフトスペックは、重量50g、トルク5.0、先中調子。

試打会場は東京・メトログリーン東陽町、ボールはブリヂストンゴルフのレンジ用2ピースボール使用です。


持ってみた感覚ですが、重量的にはかなり軽めです。数字以上になぜか軽さを感じました。グリップもかなり細めです。シャフトを手でしならせてみると、わりとしっかり感があって、最近のカルカタ系に感じました。しなりポイントは中間よりも先。ワッグルしてみると、それほどヘッドが動く感じはありませんが、素振りしてみるとインパクト前でかなりヘッドが走るようなイメージもありました。


実際に打ってみると、イメージ的にはコースで打ったのとほぼ同じです。打ち出しが高い棒球!! プッシュアウト傾向はボクのスイングによるものですが、重量的に軽いというのが拍車をかけているとは思います。その辺は試打ラウンドで「REXIS KAIZA」6S装着モデルで実際に結果が出ていますからね。とにかく、スピン量が少なくヨレが少ないイメージでした。〝これぞ棒球!!〟って感じです。


スカイトラックの弾道データはこんな感じで

その各球データはこちら。

【3球平均】

HS42.6m/s、初速60.0m/s、打ち出し角16.7度、バックスピン量2528.9rpm、サイドスピン-225.8rpm、飛距離243.2y

【ベスト】

HS43.0m/s、初速59.7m/s、打ち出し角18.3度、バックスピン量2365.4rpm、サイドスピン-271.5rpm、飛距離244.5y


打感は弾き系。球離れが気持ち速めにも感じましたが、まぁ、違和感という程ではありません。音はやや高めですが金属的な「キン」ではなく、硬さを感じる「カン」といった感じでした。


弾道はこんな感じで


そのスカイトラックデータはこちら。

弾道的には高弾道です。個人的には理想の弾道ですわ~!! これがいつもコースで打てれば・・・(笑) ヨレ感は全くなく、スピン量も少なめでグングン前に行って、なおかつ着弾してからもランが出そうなイメージの弾道でした。


出球傾向は、ほぼストレート。おそらくこれこそドローなのかもしれませんが、ボクの中ではほぼストレート。打ち出した方向にそのまま真っ直ぐ行ってくれるイメージで、直進性の高いモデルでした。


シャフトフィーリングと振り感ですが、かなりヘッドが走るイメージはありました。先代のシャフトも先中調子だったと思いますが、個人的には先代よりも硬度は増しているような感じですが、ややピーキーさもあったように感じました。というのは、ボクはちょっとタイミングが取りづらかったかな・・・。ボディターンタイプにおすすめかな。


今回ボクが試打した限りでは、このスペックでHS40~42m/s辺りにオススメ。かなり直進性の高いモデルで、スピン量が少ないのが最大の特徴ですね。スリーブのデフォルトポイントだとフェースが1.5度開いていますが、フェース角が大きめでつかまりはまずまずです。クラブを信じて振り切れば、あとはクラブがなんとかしてくれそうなオートマチック系ですね。おすすめしたいタイプはボディターンタイプのスライサー。リストーンタイプはこのシャフトマッチングはちょっと厳しいかもしれません。なにはともあれ、1度打ってみてください!


<ヨネックス「EZONE GT 455」ドライバー>

■KAZ’sインプレッション(10点満点)

▽飛距離:9▽上がりやすさ:9▽操作性:8▽構えやすさ:9▽打感の柔らかさ:7▽ミスの許容度:8

■ヘッド:ボディ=8AL-1Mo-1Vチタン、フェース=Super-TIX51AF、クラウン=オープンウィーブカーボン++Namd、スリーブ=A7075アルミ合金、ウエートビス=タングステン合金

■シャフト(重量/トルク/調子):「NST002」(S=50g、SR=48g、R=46g/5.0/先中調子)

■価格:1本7万円+税

■発売予定日:2020年3月中旬