どーもです。連日紹介してきたテーラーメイド「SIM2」シリーズです、いよいよ今日紹介する「SIM2 MAX OS」アイアンがラストになります。前作「SIM」シリーズでも「SIM MAX」「SIM MAX OS」の2モデルをラインアップしていましたが、OSは「OVER SIZE」の略ですよね。その名の通り、見た目では「SIM2 MAX」アイアンよりも顔が大きく、なんとなく安心感のあるモデルのイメージですが、果たしてその通りなのでしょうか？　早速、いってみましょう！

まずは見た目から。

バックフェースのイメージは先代「SIM MAX OS」アイアンですね。「SIM2 MAX」アイアンに対しても「キャップバック」部分が大きくなっていました。

フェースはセミラージですが、「SIM2 MAX」アイアンよりも気持ち大きめ。もちろん、ネーミングが「OS」なので当然ですけど！　「SIM2 MAX」アイアンよりもフェースの縦幅が確保されたイメージですね。

ソール幅も「SIM2 MAX」アイアンよりも気持ち広め。極端にワイドソールといった感じはないですね。トレーリングエッジの「Taylormade」は先代同様ですよね！

ネックはセミグース（グースかな!?）ですが、「SIM2 MAX」アイアンよりも強めになっていました。ボディのネック側後部が気になりますが…

構えてみるとこんな感じ。顔がより大きいのは当然ですが、ロフトがより立っているのも気付いちゃいますよね。

今回試打したのは、スチールシャフト「KBS MAX MT85 JP」Sフレックス装着モデルの#7。スペックは、ロフト角25.5度、ライ角63度、長さ37.25インチ、総重量399g、バランスD0。シャフトスペックは、重量93g、トルク1.8、先中調子。

試打会場は東京・メトログリーン東陽町、ボールはブリヂストンゴルフのレンジ用2ピースボール使用。

持ってみた感覚ですが、重量的には軽めですね。グリップはやや細め。「SIM2 MAX」アイアンと同じような太さかな。シャフトを手でしならせてみると、それほど大きくはしなりませんが、「SIM2 MAX」アイアンよりも気持ち少ないイメージもありました。ワッグルしてみもそんなイメージですが、その分シャープに振れそうな雰囲気もありますが、ボクの場合、トップのミスが出そうな気配も…

実際に打ってみると、「SIM2 MAX」アイアンよりも飛びますね。でも、ロフトが3度立っているので、当然と言えばそれまでですわな。でも、そう考えると特筆事項は打ち出し角の高さになるかな。3度立っているのに「SIM2 MAX」アイアンとほぼ同等の打ち出し角だったりします。また、スピン量が少なめですが、先代よりは確保されているような感じかな。データ比較してみると先代の約3800rpmに対して約4000rpm。同時比較ではありませんが、約200rpm増えていました。また、ミスヒットの寛容性も若干高くなっているような印象もありましたね。さらに言えば、気持ちつかまりもいい感じ!!　「SIM2 MAX」アイアンを全ての面において扱いやすさを気持ち強調したモデルといった感じかな。

スカイトラックの弾道データはこんな感じで、

その各球データはこちら。

【3球平均】

HS38.6m/s、初速49.2m/s、打ち出し角16.2度、バックスピン量4038.8rpm、サイドスピン-697.9rpm、飛距離177.0rpm

【ベスト】

HS38.5m/s、初速49.1m/s、打ち出し角16.1度、バックスピン量3860.5rpm、サイドスピン-611.7rpm、飛距離178.3pm

打感は弾き系。パチンと弾いている感じで、音もやや高め。

弾道はこんな感じで、

そのスカイトラックデータはこちら。

弾道的には高弾道ですね。前述通り、ロフト角を考慮すれば、かなり上がりやすいモデルですね。スピン量も、一般的なモデルとしては少なめですが、先代よりは確保されていました。

出球傾向ですが、ボクのスイングでドロー系。「SIM2 MAX」アイアンよりも気持ちつかまりがいい感じですが、これはオフセットの影響かな!?

シャフトフィーリングですが、なぜか「SIM2 MAX」アイアンよりもほんの少しだけしなり感が少ないというか、まあ、硬めに感じました。単なるボクの気のせいなのか、他に何か要因があるのかは分かりませんが、なぜかそう感じました。

今回ボクが試打した限りでは、このスペックでHS40～42m/s辺りにオススメです。「SIM2 MAX」アイアンよりも全ての面で扱いやすさを目指したモデルの印象でした。ロフトを立てて飛距離は確保しつつも、球はしっかり上がる。そして、ロフトを立てた分、つかまりも良くしている。そしてミスヒットの寛容性も若干ン上がっているといった感じかな。「SIM2 MAX OS」アイアンは「SIM2 MAX」アイアンの飛距離意識版なのかな!?　「ヘッドが大きい＝扱いやすい」と「いった単純なものではないのかなって…。先代では気付きませんでしたが、そうなのかもしれませんね（汗）