どーもです。今日紹介するのは、ミズノプロのアイアン型UT「ミズノプロ FLI-HI(フライハイ)」(以下フライハイ)です。歴代フライハイには、ノープレッシャーのレンジでさえロクに打てないという、惨敗の記憶しかありませんが、新製品メデイア体験イベントでは結構打てそうなイメージもありました。今作からデフォルトでカーボンシャフト装着に変更になっていましたが、今までの惨敗の歴史は単純に重量の問題だけではなかったとも思いますが…。何はともあれ、いってみましょう!!


まずは見た目から。


先代FLI-HIはシルバーボディでしたが、今作はブラックで精悍(せいかん)なイメージに変更です。また、先代はバックフェースの山のトゥ側が落とされた感じでしたが、今作はライン自体がストレートに変更されていました。

フェースは小顔系ですが、先代とは全くの別形状!! 先代は面長系小顔でしたが、今作はトゥが立ったイメージで、その分顔も大きくなった感じでした。

ソール幅は広めですね。先代に比較すると倍はありそうなイメージ!

ネックはセミグース。この辺は先代同様ですが、確実に違うのはボディ。今作はファットですが、これは複合素材の中空構造のため。内部にはタングステンウエートも装着で、前作よりも打ちやすそうな感じはしますが・・・

構えてみるとこんな感じ。先代はもろにロングアイアンでしたが、今作はややUT感が増した感じ。でも、なんだかロフトがめっちゃ立っているような印象は否めませんね。

今回試打したのは、三菱ケミカル製カーボンシャフト「OTi75」Sフレックス装着モデルの#4。スペックは、ロフト角21.5度、ライ角60度、長さ38.5インチ、総重量383.5g、バランスD1。シャフトスペックは、重量80g、トルク未発表、元調子。

試打会場は東京・メトログリーン東陽町、ボールはブリヂストンゴルフのレンジ用2ピースボール使用。


持ってみた感覚ですが、重量的にはやや軽め。グリップは意外にもいい感じの太さでした。なお、ボクは太めが好きです!! シャフトですが、手元が結構太めに見えました。手でしならせてみるとSフレックスらしい硬さで、しなりポイントは真ん中よりも気持ち手元側かな。ワッグルしてみると、しなりポイントからヘッドが動くようなイメージですが、それほど大きくはありません。素振りしてみると、意外と先端部がしっかりした感じもありました。


実際に打ってみると、歴代モデルに対して重量的には振りやすさは確実にありました。でも、何がシビアってとにかく球が上がりませ~ん!! 2年前の先代試打時のほうがしっかり球が上がっていましたが、これはボク自身の経年劣化かな・・・(笑)。それにしても、メデイア体験イベントの印象ではもう少し球は上がりやすいと思っていましたが、レンジ試打をしてみると、その印象ほど上がりませんでした。球を上げるにはややカット気味(ボクのイメージで)に入れてスピン量で上げるようなイメージが必要ですが、そうなると飛距離が犠牲になります。カーボンシャフトが変わってやや軽くなった分、振り回せてしまうのかもしれませんが、惨敗の記憶しか無かった先代のほうが「結果的に良い結果かも…」となってしまいました(汗)


スカイトラックの弾道データはこんな感じで

その各球データはこちら。


【3球平均】

HS40.4m/s、初速53.3m/s、打ち出し角12.3度、バックスピン量3753.5rpm、サイドスピン-581.6rpm、飛距離195.9y

【ベスト】

HS41.2m/s、初速52.8m/s、打ち出し角13.5度、バックスピン量3389.2rpm、サイドスピン-586.8rpm、飛距離198.1pm


打感はマイルド系ですが、音はパチンといった感じのやや高めで、アイアンに比べるとその分弾き感もあったようなイメージでした。


弾道はこんな感じで


そのスカイトラックの弾道データはこちら。


弾道的には中弾道ですね。ぶっちゃけ、スチールシャフトだった先代よりも上がりにくい印象でした。重量的に軽い分振り回せてしまうのか、打点もバラけてしまっていたような気もします。そのせいか、スピン量もバラバラで・・・って、全部ボクのせいですけど!!


出球傾向ですが、ボクのスイングでドロー系。いつも通りのスイングでドロー系なので、つかまりはそこそこだと思います。重量のせいでタメを作れないのか、いつものように右に打ち出せず、球を上げるために、クのイメージでややアウトサイドインで打つとプッシュアウトもありました。スカイトラックのデータではドロー系だけど、弾道を見る限りはフェードでした。


シャフトフィーリングですが、三菱ケミカル社製カーボンシャフト「OTi95」を使用しているボクにとってこのシャフトは兄弟モデルでもあるので親近感もありますが、どうやらボクの片想いだったようです。切り返しで手元のタメ感はありますが、やや先端部がしっかりしているのか、ヘッドの返りは少なそうなイメージもりました。個人的には、重量的には振りやすさはあるけど、タイミングは取りにくさも感じてしまいました。


今回ボクが試打した限りでは、このスペックでHS40m/sあれば振れそうですが、いわゆる払い打ち系では球が上がらなそうかなって思います。まあ、いくら軽量化して振りやすいモデルだとしても、そもそもアイアン型UTなので、それなりの技術は求められると思います。そんな思いを痛感させられた試打となりました。メディア体験イベントで「打てそうかも!!」と思いましたが、それは大きな間違いでした。でも、ロングアイアンを打てる技術のある上級者にとっては、扱いやすいモデルに変わっていると思います。

<ミズノ「ミズノプロ FLI-HI」UT>

■KAZ’sインプレッション(10点満点)

▽飛距離:9▽上がりやすさ:8▽操作性:10▽構えやすさ:8▽打感の柔らかさ:8▽ミスの許容度:8

■ヘッド:ボディ=ソフトスレンレス(SUS431)、フェース=高強度マレージング(MAS1C)、キャビティ部=タングステンウエート

■ロフトバリエーション:#3=19度、#4=21度

■シャフト(重量/トルク/調子):カーボンシャフト「OT iron 75」(S=80g/未発表/中調子)

■価格:各1本3万5200円(税込み)

■発売予定日:2021年10月15日