どーもです。今日紹介するのは、テーラーメイド「P7MB」アイアンです。流麗なフォルムがなんとも美しいアイアンですが、見ての通りザ・マッスルバック!!　ボクレベルにはかなり厄介そうなモデルですが、まあ、奇跡の1球は出るはず（？）なので頑張ってみました（笑）　というわけで、いってみます!!

まずは見た目から。

見た目はザ・マッスルバックで、シビアさしか感じませんw　トゥ側バックのボリュームが抑えられているイメージだったのは、重心位置をちょうどフェースの真ん中に持ってくるためなのかな…とか思ったりして！

フェースはコンパクト。「P7MC」よりはややネック側の縦幅確保された感じで、イメージ的には典型的なマッスルバックアイアンかな。

ソール幅は「P7MC」とほぼ同じ。ということは、フェースに対して気持ち広めに確保されているのな？

ネックはストレート。フェース下部にボリュームを確保した、オーソドックスな形状でした。

構えてみるとこんな感じ。この「P7MB」も、やはりボールが大きく見ます。ぶっちゃけシビアさしか伝わってこない感じでしたw

今回試打したのは、スチールシャフト「ダイナミックゴールドEXツアーイシュー」S200装着モデルの#7。スペックは、ロフト角35度、ライ角62.5度、長さ37インチ、総重量447g、バランスD2。シャフトスペックは、重量131g、トルク未発表、元調子。

試打会場は東京・メトログリーン東陽町、ボールはブリヂストンゴルフのレンジ用2ピースボール使用。

持ってみた感覚ですが、重量的にはガッツリ重量級。「P770」「P7MC」よりも重く感じましたが、数値的にも重かったです。でもグリップは同じような太さでした。これもスチールシャフトなので手でしならせてはいませんが、素振りしてみると、重さが気になりました。

実際に打ってみると、1球目からペチって!!　気合をへし折るように見事なシャンク。気を取り直してのショットはまずまずでしたが、そこはさすがにマッスルバックです。つかまえようとすればフックも出るし、逃がそうとすればスライスも出ます。「これでどうだ!!」とかなり意識したスイングでも、ちょっと打点がブレると想定外の球も出てしまいます。3球平均のナイスショットの影に一体何球打ったか…w　数えてないけど、30球は打ってしまいました。しかも、この重量なので、徐々にHSも落ちていきました。ボクのスイングがフック系なので基本的には出球もフック系ですが、意識して打てないスライスも出たので、かなりシビアに、スイング通りの出球が出ることに間違いないと思います。さすがに「これはいいかな!?」と思えるショットが10球に1球では、実戦投入は夢のまた夢。もし挑む人は、それなりの覚悟で挑んでみてくださいね！

スカイトラックの弾道データはこんな感じで

その各球データはこちら。

【3球平均】

HS36.9m/s、初速47.2m/s、打ち出し角21.5度、バックスピン量5259.2rpm、サイドスピン-979.4rpm、飛距離160.7ｙ

【ベスト】

HS37.1m/s、初速47.3m/s、打ち出し角21.6度、バックスピン量5163.7rpm、サイドスピン-1123,8rpm、飛距離161.4ｙ

打感はちょ～マイルド。ただし、芯を食えばです。芯を食わないと、手がビーンってなりますw　音は小気味のいいシャッター音ですが、当然、芯を食えばです。

弾道はこんな感じで

そのスカイトラック弾道データがこちら。

弾道は高弾道ですが、これはキッチリダウンブローに打てての条件付き。ある程度ダウンブローに打てないと球は上がらないし、スピン量も少ないヘロヘロ球になります。芯を外すと軽く10ｙは距離も変わっていました。

出球傾向は、ボクのスイングでフック系ですが、意図しない逆球もバンバン出ました。

シャフトフィーリングおよび振り感ですが、連日書いている通り、ダイナミックゴールドとの差が、ボクには分かりませんでした。でも、この「P7MB」もかなりシャープに振れるイメージですね。

今回ボクが試打した限りでは、このスペックで最低でもHS43～45m/sは欲しいイメージでした。ラウンドを通してしっかり振り切れることが、まずはの最低限でしょうね。その上で、ある程度スイングがしっかりかたまって、打点のブレも少なくないと意図しない逆球も出ます。おそらく、コースだとケガするレベルかな。ゴルフは確率のゲームなので、ボクの場合、レンジでこの確率だとラウンドには到底投入できないでしょうね。そんな感じのアイアンですが、まあ、それももちろん想定の範囲内です。奇跡の1球が出るとかなり気持ちいいモデルですが、その確率が低い以上、手を出せないモデルでした。