どーもです。PINGのニューモデル「i525」アイアン新製品発表試打会に参加できました。「飛び系ブレード」を打ち出した先代「i500」アイアンでしたが、試打時には自分のせいでしょうが、なぜかロフト通りの距離を出せませんでした。それに比較すると今回の「i525」アイアンは飛距離と打ちやすさを前面に打ち出したモデルに進化していました。ガッツリではなく、軽い試打でしたが、かなりの好印象モデルでしたので、今回はファーストインプレッションをお届けして、後日いつも通りの紹介をしたいと思います。


まずは見た目。


ヘッドはこんな感じ

完全にマッスルバック(プレーンバック)だった先代に比べると、やや扱いやすさもイメージさせてくれますね。構造的には先代同様の中空構造です。

顔は先代よりも気持ち大きめかな? で、スコアラインが明らかに多いっすね!! 数えてみたら、先代は13本で「i525」は18本。3本多かったです。乗り感がよさそう。

写真の取り方が悪かったですね(汗)。ロフトは先代と一緒です。オフセットも気にならない程度かな。

「i525」は番手別にオフセットを設定しているようですが、ロングアイアンはオフセット多め、ミドルアイアンはやや少なめ、ショートアイアンはほぼストレートとのことでしたが、フッカーのボクが見ても、あまり気にならない程度のオフセットでした。

試打モデルはスチールシャフト「ダイナミックゴールドEX TOUR ISSUE」S200装着モデルの#7。ロフト角は29度なので先代と一緒です。


まず打ってみたが率直な感想ですが、打感は弾き系。先代同様「パチン」とした打音で軽快に弾いている感じでした。これはあくまでも個人的なイメージですが、「i525」アイアンのほうがよりインパクト時間が長いようなイメージもありました。というのは、後述しましょう。


続いては弾道ですが、打ち出し角が高くスピン量少なめの弾丸ライナー系でしたね。先代よりも打ち出し角は高く、棒球が出やすいイメージ。何よりうれしいのは、ボクレベルで見た目の弾道がそろいやすいことかな。


そして肝心な飛距離ですが、トラックマン計測値で181yをマーク。

かなり左に引っ掛けてはいますが、打ち出し角16.6度でスピン量約4400rpmはなかなかの棒球ですよね。結果的に、先代よりもミスヒットの寛容性が高い印象もあって、先代ほど打点のシビアさがないようにも感じました。


同シャフトの#5(ロフト角22度)を打ってみると、振りにくさがありました。インストラクターさんから「重くないですか?」でNSPRO950GH neoモデルを打ってみると、208yをマーク!! 写真撮っておけばよかったと後悔していますw


「i525」アイアンのキャッチコピーは「操れる、飛び系。ちょいブレード」。先代発売時には「そもそもブレードアイアンを手にする人が飛距離を求めるのかな?」と率直な疑問もありました。でもあれから約3年ちょい。自分が劣化してくると、「ブレードタイプのアイアンがいいけど、距離も欲しい!」と、ちょっと思うようになりました。ボクのように感じている方は、ぜひ試して欲しいモデルですね。


そして操作性についてですが、この頑固なフッカーのボクがですよ、意識してフェードを打てるだけの操作性がありました。前述した打感ですが、弾き系だけど適度なフェースの乗り感があるので、ちょいフック、ちょいスライスのコントロールがしやすかったように感じました。ブレードアイアンにこだわる方はこの辺の操作性も意識していると思いますが、決してシビア過ぎない操作性はあるモデルに感じました。


率直な感想は「いいじゃん!!」です。でも「購入するのか?」となると、正直葛藤はあります。それは今使っているモデルとのロフト差があり過ぎるからです。今のアイアンの#7はロフト32度でMAX160y目安なんですよね。アイアンを変えるとこの距離の違いになれるまでに時間がかかるのと、ウエッジのセッティングも見直すことになります。もちろん、先立つものもあるので…w   


いずれにせよこの「i525」アイアンは、ボクにとっては購入を前提に考えられるモデルであったことは間違いありません。後日試打クラブもお借りするので、しばらく悩むことになりそうです(笑)


<PING「i525」アイアン>

■スチール標準シャフト(NSPRO850GH neo、同950GH neo、NSPRO MODUS3 TOUR105、同115、NSPRO ZELOS 7)装着モデル1本2万8600円、カーボン標準シャフト装着モデル1本3万1900円。※税込み

■発売予定日:2022年2月18日予定