どーもです。ジャパン・ゴルフ・フェア2023で上田栄民プロに紹介していただいたゴールデン・レシオですが、今回「GT-02」「MB1」アイアンを試打できました。たまたま栄民プロにお会いしたのが同社のブースの前で、たまたま同社の担当が栄民プロのクラブの担当だったという偶然が重なったわけですが、2つの偶然が重なればこれはもう必然。「試打する運命にあったのかも?」なんて思ったりしました(笑)。そんなわけで、まずは「GT-02」アイアンから紹介します。


まずは見た目から。


構造的にはキャビティですが、バックフェース中央部、おそらくスイートエリア後部にガッツリ厚みが確保されています。これはマイルドな打感が期待できそうですね。

フェースはやや小振りですが、やや面長なイメージかな。

ソールは、フェースの大きさに対して気持ち広め。でも、抜けが良さそうな雰囲気も感じました。

ネックはストレート。ボディ形状ですが、まさにシンプルイズベスト!!

構えてみるとこんな感じ。ネックがストレートだったわりには、フトコロが深くつかまりが良さそうに見えるから不思議ですね。トップラインのネック側の処理が絶妙!!

今回試打したのは、トゥルーテンパー社製「SteelFiber i95」Sフレックス装着モデルの#7。スペックは、ロフト角34度、ライ角62度、長さ37.25インチ、総重量402.3g、バランスD1.5。シャフトスペックは、重量95g、トルク2.5、中調子。

試打会場は東京・メトログリーン東陽町、ボールはブリヂストンゴルフのレンジ用2ピースボール使用。


持ってみた感覚ですが、重量的にはやや軽め。グリップも気持ち細めでした。このシャフトは初めて手にしましたが、手でしならせてみるとそこそこしっかりしていて、しなりポイントは真ん中辺り。調べてみると、コア部分はカーボンで外経にスチールファイバーを巻き付けているようですが、そう考えるとわりとしっかりした感じだなって。ワッグルしてみると、ヘッドの振れ幅は少なめ。素振りしてみると、感覚的にはスチールシャフトのようなシャープな振り感でした。


実際に打ってみると、まず気持ちいいのが打感です。めっちゃマイルドで、ボールのつぶれ感を存分に感じられました。こう書くとごく一般的な柔らかさに聞こえるかもしれませんが、一般的な軟鉄素材はS20CもしくはS25Cですよね。でも、このアイアンはS15C。これは炭素の含有量の差ですが、S15Cは初体験。もちろん、マイルドさはバックフェースの厚みにもかかわってくると思いますが、それにしてもチョ~マイルド!! そして、ストロングロフト系が主流になりつつあるなかで、この「GT-02」は#7で34度。ボクのイメージ通りの飛距離160yでした。また、ボールの上がりやすさという最低限の扱いやすさは実現しつつ、スピンコンロールがしやすそうなイメージもあって、シビア過ぎない程度の操作性も実現しているように感じました。


スカイトラックの弾道データはこんな感じで

その各球データはこちら


【3球平均】

HS37.6m/s、初速48.0m/s、打ち出し角19.9度、バックスピン量6295.1rpm、サイドスピン-893.2rpm、飛距離160.7y

【ベスト】

HS38.6m/s、初速49.2m/s、打ち出し角19.3度、バックスピン量6780.6rpm、サイドスピン-582.6rpm、飛距離164.2y


打感は前述通りチョ~マイルド!! 音はいい感じのシャッター音でした。


弾道はこんな感じで


そのスカイトラックデータはこちら


弾道的には高弾道。もちろん、ボールの上がりやすさは文句なしです。スピン量ですが、ストロングロフトの#7になれたせいか、6000rpm超には「多いんじゃない?」と思ってしまいましたが、34度ですからね。このスピン量は、ボク的にはやや多めなイメージもありますが、ほぼ適量かと思います。なお、ボクレベルでもレベルブロー気味、ダウンブロー気味やフェースを返さないイメージなどでの打ち方を意識することで、スピンコントロールできそうな気配もありました。


出球傾向は、ボクのスイングで軽いドロー系。基本的にはそこそこつかまりがいいイメージなので、逃がそうと思えば逃がせる感じ。まあこの見た目通り、ある意味見たままでした。


シャフトフィーリングと振り感ですが、前述通りこのシャフトは初体験。全体的にはやや軽めだけど、そのイメージにしては、比較的シャープに振れる印象でした。でも、ちょっと気になったのはインパクト時に若干シャフト中央部にグニャリ感があったこと。だからといって弾道に影響が出ているわけではないけど、ちょっと気になったかな。


今回ボクが試打した限りでは、このスペックでHS40~42m/s辺りがドンピシャかな。いい意味で懐かしさを感じるアイアンですが、ボールが上がりやすいという最低限の扱いやすさも兼ね備えているように感じました。性格的にはシビア過ぎない程度に操作性も意識したセミマニュアル系のイメージ。ストロングロフト化が進む中で、ある意味で伝統的なロフト設定に、個人的には好感度を持てます。実際に打ってみても、「以前はこんな感じのアイアンが多かったよな…」と何となく懐かしさも感じさせるモデルでした。かといって、それが決して古いだけではなく、今風の低重心は意識しています。「こういうアイアンで、あえて曲げる練習をすれば、おそらく今のアイアンにどれだけ助けられているのかを実感できそうかな…」なんて思わせてくれたアイアンでした。

<ゴールデン・レシオ「GT-02」アイアン>

■KAZ‘sインプレッション(10点満点)

▽飛距離:8▽上がりやすさ:10▽操作性:9▽構えやすさ:9▽打感の柔らかさ:9▽ミスの許容度:8

■ヘッド:軟鉄(S-15C)

■価格:オープン価格