どーもです。タイトリストのニューモデル「Tシリーズ」シリーズを試打できました。昨年「T100」「T200」「T300」「T400」アイアンが発表されましたが、今年は「T100」「T150」「T200」「T350」「T400」アイアンの5モデルとなっています。「T400」アイアンは今回試打できていませんが、今回のTシリーズは、ボクレベルが打ってもその差を感じやすいモデルで、それぞれが個性的なアイアンだったと思います。というわけで、まずは「T100」アイアンから行ってみましょう。


まずは見た目から。


先代「T100」アイアン同様キャビティアイアンで、トウ・ヒールにタングステン搭載ですが、見た目はかなりスッキリした感じになっています。また、印象的にはややトウ・ヒール方向にコンパクトになったかもしれません。

フェースは小ぶり。トウ下部とリーディングエッジラインに丸みがある分、先代よりもややまろやかな印象だったりして…

ソール幅はフェースの大きさに対して適当なイメージなのは先代同様ですが、先代と違うと感じたのはリーディングエッジネック側のライン。気持ちえぐれていて、グース感があるような感じ。

ネックはストレート。ボディを見ると、先代とは全くの別モノ! 重心深度をかなり意識したような厚みを感じます。

構えてみるとこんな感じ。トップラインがかなり薄め。まるでブレードアイアンの印象も受けますが、ボディの厚みにちょっと安心感もあったりして?

今回試打したのは、日本シャフト製スチールシャフト「NSPRO MODUS3 TOUR115」Sフレックス装着の#7。スペックは、ロフト角34度、ライ角63度、長さ37インチ、総重量429g、バランスD2.5。シャフトスペックは、重量118.5g、トルク1.6、手元調子。

試打会場は東京・メトログリーン東陽町、ボールはブリヂストンゴルフのレンジ用2ピースボールを使用。


持ってみた感覚ですが、重量的にはまずまず。グリップの太さも、太過ぎず細過ぎずで、ちょうどいい感じ。ワッグルしてみると、当然ですがしっかり感があって、ヘッドはそれほど動きません。素振りしてみても、ヘッドが小さく振り抜きが良さそうな印象でした。


実際に打ってみると、「ん?」でした。先代試打時は、見た目と裏腹な打ちやすさがあったように記憶していましたが、「あれ? 今回のT100アイアンって、ちょっとシビアじゃない?」というのが第一印象でした。ボクのイメージとしては、先代以上にきっちりダウンブローに打ち込めないとボールが上がらない印象でした。打点のブレにもよりシビアで、ボク的には限りなくマニュアル系のイメージで、以前試打した「620CB」アイアンを思い出したほどです。データ的に先代との大きな違いはバックスピン量。先代の3球平均約4800rpmに対してニューモデルは約6300rpm。確かにロフトは1度寝ているのと、シャフトも「AWTツアーホワイト」に対して今回は「NSPRO MODUS3 TOUR115」ということ、そして同時試打ではないということを差し引いても、ここまで違うと恐らく重心位置が大きく変更になったのではないかなと思ってしまいます。ボク的には「620CB」アイアンと性格が被りそうなイメージのモデルでした。


スカイトラックの弾道データはこんな感じで

その各球データはこちら


【3球平均】

HS38.5m/s、初速49.1m/s、打ち出し角20.8度、バックスピン量6268.0rpm、サイドスピン-781.7rpm、飛距離164.6y

【ベスト】

HS38.8m/s、初速49.4m/s、打ち出し角20.5度、バックスピン量6303.7rpmm、サイドスピン-906.7rpm、飛距離165.5y


打感はソリッド系。ゴルフ体験主義のソリッド系はボールのつぶれ感と弾き感がちょうど半々な感じ。先代はマイルドでボールのつぶれ感も満載だったと記憶していますが、新作は若干弾き感が強くなっていたと思います。音は中高音系だけど、先代よりはやや高音域が目立っていたかもしれません。


弾道はこんな感じで


そのスカイトラックデータはこちら


弾道的には高弾道ですが、これはある程度ダウンブローに打ち込めてという条件付きになりそう。ボクがダウンブローで打てているのかの疑問はあるけど、少なくとも払い打ちでは上がらなそうな雰囲気。前述通りスピン量は先代と比べると多めだけど、ボク的には先代が少なかったイメージ。


出球傾向は、ボクのスイングでドロー系ですが、基本的にはスイング通り。ボク的には「620CB」アイアンとほぼ同等の操作性かなって。


シャフトフィーリングと振り感ですが、かなりシャープに振れます。ヘッドも小さいので、ボクのようにフェースの開閉が大きいタイプにはいいかもしれませんが、その分スイングのミスにもリニアに反応しちゃいそう。実際、シャンクも連発したし…(汗)


今回ボクが試打した限りでは、このスペックで最低HS42m/sは欲しい感じ。フェースが小振りでトップブレードも薄め。個人的には好きな見た目ではありますが、見た目のイメージ通りのシビアさもありました。最低限ダウンブローに打てる技術が必要かもしれません。その上でドローもフェードも打ち分けられる方、もしくは打ち分けたい方向けの印象で、実にタイトリストらしいアスリート向けアイアンに感じました。

<タイトリスト「T100」アイアン(2023)>

■KAZ’sインプレッション(10点満点)

▽飛距離:8▽上がりやすさ:8▽操作性:10▽構えやすさ:9▽打感の柔らかさ:8▽ミスの許容度:7

■ヘッド:マイルドスチール+高密度タングステン(D18)

■シャフト(重量/トルク/調子):「ダイナミックゴールド」(S200=129g/未発表/元調子)、「NSPRO MODUS3 TOUR115」(S=118.5g/1.6/手元調子)。

■価格:6本(#5~P)セット16万5000円、単品(#3、#4、50度)各1本2万7500円。※価格は税込み