どーもです。キャロウェイのニューモデル「PARADYM Ai-SMOKE」シリーズを試打できました今日は、4モデルをラインアップするドライバーの中で最も軽量かつ扱いやすさを意識したと思われるモデル「PARADYM Ai-SMOKE MAX FAST」ドライバーを紹介しましょう。実は今回、最も好印象だったのがこの「PARADYM Ai-SMOKE MAX FAST」ドライバーですが、正直にいうと、自分自身でも意外でした。というわけで、早速いってみましょう。

まずは見た目から。

ソールの第一印象で最も近いイメージなのは、「PARADYM Ai-SMOKE MAX D」ドライバーですね。

フェースは意外にもセミディープ系。4モデルでは「PARADYM Ai-SMOKE◆◆◆」ドライバーに次いで厚みがあるようも見えたけど、そんなことあるのかな？　気のせいかな!?

ボディはシャロー。イメージで一番近いのは「PARADYM Ai-SMOKE MAX D」ドライバーだと思います。

後ろ姿です。最も近いイメージはやはり「PARADYM Ai-SMOKE MAX D」ドライバーですね。なお、4モデルで最もクラウンのこんもり感がなく、薄い感じでした。

構えてみるとこんな感じ。クラウンの投影面積はやや大きめで、形状的には「PARADYM Ai-SMOKE MAX D」ドライバーのようですが、より丸型にも見えました。

今回試打したのは、オリジナルカーボンシャフト「TENSEI 40 for Callaway」Sフレックス装着モデル。スペックは、ロフト角10.5度、ライ角59.5度、長さ45.75インチ、総重量275ｇ、バランスD1。ヘッド体積460cm3。シャフトスペックは、重量49.5ｇ、トルク5.6、中調子。

試打会場は東京・メトログリーン東陽町、ボールはブリヂストンゴルフのレンジ用2ピースボール使用。

持ってみた感覚ですが、重量的には軽め。グリップも細めで、全4モデルでも最も細めでした。シャフトを手でしならせてみると、「PARADYM Ai-SMOKE MAX」＆「同D」ドライバーと比較しても結構軟らかめ。まあそれはある程度想像の範ちゅうでしたけど。で、しなりポイントは真ん中よりも若干先あたり。ワッグルしてみると、当然その2モデルよりはヘッドの振れ幅が大きめ。素振りしてみると総重量との関係なのか、D1とはいえヘッドの存在感はその2モデルと似たような感じでした。

実際に打ってみると、これまで各シリーズの「MAX FAST」モデルは、正直ボクにはアンダースペックの傾向が強かったのですが、今回は「意外にもいいじゃん!!」が正直な感想でした。これは、クラブがややデフォルトモデル寄りになったのか、それともボクがクラブのスペックに近づいたのか、それとも両者なのかは分かりませんが、レンジでの弾道を見る限りボク的にはかなり理想的な弾道でした。とにかくボールは上がるし、意外にもスピン量も適量だし、これまでの「MAX FAST」シリーズに比較しても、曲がりも少なかったです。何より、振り感がいいですね。しなり感を十分に感じられつつも、決してしなり過ぎる感じではなく、きっちりシャフトに芯がある感じのしなり感がボク的にはグッド!!　ただし、不安なのはやはりアンダースペック気味であること。ノンプレッシャーのレンジ試打では良い結果でしたが、プレッシャーのかかるラウンドでこの弾道が打てるのかが最大の問題です。軽量モデルだとどうしても手打ちになり、曲がり幅も大きくなりますからね。そこが問題ですが、少なくともレンジで打つ分には今回のシリーズで最も好印象でした。

スカイトラックの弾道はこんな感じで

その各球データはこちら。

【3球平均】

HS42.5m/s、初速60.8m/s、打ち出し角17.5度、バックスピン量2724.9rpm、サイドスピン-167.1rpm、飛距離245.2ｙ

【ベスト】

HS42.5m/s、初速61.7m/s、打ち出し角16.7度、バックスピン量2735.6rpm、サイドスピン-117.3rpm、飛距離249.3ｙ

打感はソリッド系。他3モデルとほぼ同じですが、音はやや高めに感じました。

弾道はこんな感じで

そのスカイトラックデータはこちら

弾道的には文句なしの高弾道。「PARADYM Ai-SMOKE MAX D」ドライバーの上がり方とほぼ同じ感じですが、「PARADYM Ai-SMOKE MAX FAST」ドライバーはスインガータイプでも上がりそうです。そのわりにはスピン量も決して多くなく、ボクがいつの通りに打っても「PARADYM Ai-SMOKE MAX」ドライバーとほぼ同等のイメージでした。

出球傾向は、ボクのスイングでほぼストレート。無意識に調整しているのかは分かりませんが、少なくともレンジで打つ分にはめっちゃ真っ直ぐで、「こんな弾道がラウンドで打てればいいのになぁ～」ってな感じ（笑）

シャフトフィーリングと振り感ですが、繰り返しになりますが、しなり感を十分に感じながらも、決してしなり過ぎる感じはなく、どこかでギュンとしなり戻るような感じもなく、かなりの好印象。シャフトに芯がある感じで、インパクトでの当たり負け感もなく、ヘッドともマッチングも良さそうでした。

今回ボクが試打した限りでは、このスペックでHS38～40m/sあたりにオススメですが、42m/sあたりまでは十分使えそうな気配も感じました。スイングタイプ的にはスインガー向けなのは間違いないと思いますが、ボクのようなプチヒッターでも十分付けそうな気配も同時に感じました。これまでも各シリーズに「MAX FAST」はラインアップされてきましたが、今回ボク的にはかなりの好印象だったりします。でもその理由は、単純にボクの劣化なのかもしれませんがけど…（汗）