九州のプロゴルファーで構成される「九州プロゴルフ研修会」の会長を務める藤池昇龍(ふじいけ・のぼる)氏が19日、自宅で死去した。63歳。通夜は20日午後7時から、葬儀・告別式は21日午後1時から、ともに飯塚市新立岩19の2、善光会館飯塚会場で営まれる。喪主は良江(よしえ)夫人。

 藤池氏は飯塚市出身で飯塚商野球部で捕手として活躍。1972年ドラフト9位で大洋(現DeNA)に入団。日本ハム移籍を経て74年に退団。プロゴルファーに転向し78年にプロテストに合格。98年の三菱ギャランで1R「60」と、当時の日本ツアー最少スコアもマークした。豪快なドライバーショットが有名で、シニアでも03年日本シニアなどのタイトルも取った。

 九州地区のプロゴルファーの育成のため14年から九州プロゴルフ研修会の会長を務める一方で、心臓の手術を受けるなど闘病中だった。