今平周吾(24=レオパレスリゾートグアム)は昨年、初めて賞金シード選手としてツアーに臨んだ。未勝利に終わったものの、賞金ランクで10位(6160万3069円)に入った。

 シーズン序盤から好調を維持。4月のパナソニック・オープンで4位となり、5月のミズノ・オープンでは2位に入って、7月の全英オープンの出場権も獲得した。「なかなか出場ができない全英オープンに出ることができるのはうれしい」という初のメジャーは惜しくも予選落ちとなったが、第1日の6番でイーグルを奪うなど堂々のプレー。経験値を高めた。

 埼玉栄高1年時の08年に1学年上の松山英樹を破って日本ジュニア優勝。翌年高校を中退し、米フロリダ州のIMGアカデミーに2年留学。全米ジュニアでは8強入りした。165センチ、60キロと小柄ながら切れのあるショットを武器に、今年はツアー初勝利を目指す。